HEMS(ヘムス)は電気を見える化するための端末である。
主な機能は前回紹介したとおり。
![](https://daiwadediy.work/wp-content/uploads/2018/06/IMG_2312.jpg)
うちでは、ダイワオリジナルのD-HEMS3が稼働している。
停電後に突如発生したエラー
システム構築は大和ハウス側がやってくれてたので、よくわからずに使っていた。
そして不具合は突然起こった。
いつものように、風呂で太陽光の売電結果をチェックしようとすると・・・
な、なんじゃこれー!
売電グラフや発電グラフに「!」が表示されてないではないか!
思い当たる節はあった。
HEMSに接続しているLANケーブルのハブ(ダイワハウスが取り付けたモノ)がフリーズして、再起動をかけたばかりだったのだ。
各部屋のHEMS対応機器からのケーブル(LANケーブル)が接続されているので、再起動によって設定がおかしくなってしまったのではないかと容易に想像がついたのだ。
困った時の再起動
機器エラーで困った時は再起動で元通りになることが多い。
そこで、ハブなどの機器を再起動してみることにした。
HEMS本体
まず、期待薄だが、一応HEMS本体を再起動してみる。
分電盤近くのボックス内に本体があるので、電源を抜いて数秒後に刺し直し。
しかし、やっぱり改善されなかった。
ハブ
このボックス横に、ハブ用の専用スイッチがある。
カバーを開くとスイッチがあるので、一度切って数秒後に再度ONにしてハブを再起動する。
でも、改善せず。
各種測定機器
次に、分電盤内の「計測機器測定用」というブレーカーを切って、再度入れなおす。
これでも改善せず。
HEMSの設定をいじってみる
機器の再起動では無理だったので、HEMS設定で「!」がついている機器をいったん削除し、再登録を試みることにした。
軽い気持ちで実行。
結果、なんと機器登録ができなくなったΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
しかも検索しても削除した機器が見つからない。。。
なんたる事態。
IPアドレスの設定等いろいろ試すがお手上げ。
マニュアルを見るも、そのあたりの記載が皆無。
まったく役に立たない。
ネット上で対処法を検索したが、ダイワオリジナルのためか、情報がほとんどない。
汎用品のHEMSの情報はたくさんあるのに…
最後の手段
てことで、最終手段としてダイワハウスのサポートセンターに問い合わせることにした。
サポートセンターは24時間365日対応可能で、かつフリーダイヤルである。
この過剰とも思えるサービスに甘えて、22時頃に電話する。
サポートセンターにありがちな、延々と待たされるようなこともなく、すぐにオペレーターへつながった。
状況説明をしたところ、「翌日はダイワハウスの定休日のため、翌々日に担当者から連絡する」とのこと。
マニュアルを参照し、解決策を提示してくれるかと思っていたが、少し残念。
まぁ、ごく一般的な対応ではある。
で、2日後、連絡がきた。
それなりに知識のある人が連絡してくると思っていたが、自分よりも機械に疎そうな感じ。
「IPアドレスがHEMSと太陽光モニタとで同じでないといけない」とか、
「IPアドレス192.168.の後は3桁でないといけない」とかおっしゃる。
一生懸命対応してくれているのが、ヒシヒシと伝わってくるので、憎めないのだが、マニュアルを読んで、意味もわからずに、その通りに指示するだけなら、そのマニュアルを公開してください!と言いたい(;^ω^)
小一時間ほどのやり取りの結果、最終的には「太陽光&蓄電池の操作モニター」再起動で復帰できた。
再起動はモニター裏のコネクタを引っこ抜き、差しなおすという手法。
電話の指示だけで、操作モニターを壁から外し、コネクターを抜き差しするなんて、難易度が高いと思うのは私だけであろうか。
なお、モニタの再起動はボタン操作でもできるようだ。
「連携/自立」ボタンとお知らせボタンを同時押し。
さらに「運転/停止ボタン」を押す。
指がつりそうだ。
すると再起動される、らしい。
私はこの操作を指示通り試したが、「テストモード中」という表示が出て、何の操作もできなくなってしまって断念。
結果、強制的にコネクターの抜き差しをして再起動させたのであった。
てなことで、HEMSのダイワオリジナルモデルは良いけど、マニュアルをもっとオープンにしてほしいと切に思いますよ私は。
まとめ
HEMSとその接続機器とで通信できなくなった場合は、以下を順に試す(サポート担当者による指示)。
1.機器の再起動
分電盤内の「計測機器測定用」というブレーカーやハブ用電源を使って再起動してみる
2.IPアドレスの確認
HEMS及び「太陽光&蓄電池モニター」のIPアドレスを確認する。
この2つの機器のIPアドレスが「192.168.△.○」の場合、△の数字が同じで〇部分は異なることを確認する。
そうでない場合、「太陽光&蓄電池モニター」からIPアドレスを再度自動取得する。
自動取得は、ネットワーク設定からどうぞ。
3.「太陽光&蓄電池モニター」の再起動
追記
その後、平穏な日々を過ごしていたのだが、またトラブル再来!
4時間の計画停電があったのだけど、その復帰後に同様の状態となりました。
具体的症状:上記同様に蓄電池と太陽光発電の項目に「!」が表示されている状態(HEMS本体の再起動では回復せず)
今回は、さっさと「3.太陽光&蓄電池モニターを再起動させる」をやったら正常に戻りました。
最終的な結論
HEMS表示に「!」の表示が出て蓄電池等の表示が正常にできなくなった場合、まず「太陽光&蓄電池モニター」の再起動が解決への近道!
もし停電後に同様の現象で困っている方がいたらご参考に。