イナバガレージの床タイルをやり直したい その2~カサ上げ~

イナバガレージDIY
スポンサーリンク

ガレージ入り口のスロープをやめたい

前回、スロープに貼っていたタイルをはがした。

今回はカサ上げを行う。

 

手順的には、ガレージの土間コンをカサ上げした手法と同じ。

 

ガレージDIY 床をタイル張りに【その5 カサ上げ】
ガレージ床の傾斜を無くしたい! そんな思いから始めたガレージ床のハツリ作業が完了。 今回は床の高さをそろえるため、カサ上げを行う。 カサ上げの高さは最大10cm程度となり、鉄筋を入れないと亀裂が心配。 とは言え、何でもかんでも鉄筋を入れれば...

 

下処理

まずは、「ドライアウト」を防ぐため、吸水調整材「NSハイフレックス」を5倍希釈してハケで塗る。

「ドライアウト」は、新たに打ったモルタルから既設のコンクリートに水分が奪われてしまう現象。

モルタルの硬化不良の原因となるので、発生すると厄介である。

水をしっかり打ってからモルタルを流し込めば、吸水調整材なしでも深刻なドライアウトにはならない気がするけど、なってしまった場合のリカバリーが大変そうなので、面倒でも吸水調整材を使うようにしている。

 

塗ったら、しばらく放置。

夏季1~2時間、冬季3~5時間が目安らしい。

NSハイフレックスは乳白色の液体だけど、乾くと無色透明となる。木工用ボンドに似てるな。

 

モルタルの型枠作成

乾くのを待つ間、モルタルの型枠を作成する。

言わずもがな、型枠はモルタル造形のキモ。

緻密かつ強固に設置する必要があるのだが、面倒なのでべニア板をコンクリートブロックで押さえるだけというチープな型枠をチョイチョイっと作成。

 

かなり大雑把だけど、モルタルが完全に硬化する前に整形するつもりなので細かいことは気にしない。

 

モルタル流し込み

吸水調整材は1時間ほどで、だいぶ乾いてきた。

 

まだ完全には乾いていないけど、カサ上げ用のモルタルをコンクリートミキサーで作り始める。

 

型枠に流し込むため、ちょっと柔らかめに調整。

そこらに付着しないよう、段ボールで壁を作って飛びハネを防ぐ。

 

できたモルタルを流し込み、再度コンクリートミキサーで作成・・・という作業を4回ほど繰り返す。

すべて人力だと相当な苦行だろう。ミキサーは偉大である。

 

純粋にモルタルだけでカサ上げしてもよいのだが、不要なタイル片やブロック片を混ぜ込んでカサ増しする。

これ、実は外構業者もこっそりやってたりします(^-^;

ちょっと抵抗感はあるけど、固まってしまえば同じってことで。

 

タイル厚を考慮して少し低めの高さまでカサ上げ。

 

モルタル整形

モルタル内に空洞ができないよう、コテで押さえつつ、ならす。


 

タイルを貼るので、表面の凸凹は気にせずにならして、とりあえず完了。

 

型枠外し

型枠を外した時に、形が崩れなくて、かつカンタンに削れる程度の固さになるまで放置する。

気温が低いので、硬化には時間がかかるだろうと予想し、一晩置くことにした。

 

翌朝、いい感じで硬化していたので、型枠を外す。

 

せり出しや高さを確認しつつ、適宜、チゼルでガリガリ削って修正。


タイルを貼る時に修正可能なため、ここでは削りすぎても問題は無い。

むしろ、モルタルが硬化した後に削るのは厄介なため、ここは削りすぎ気味くらいにしておく。

 

もし硬化後に修正するとなると、コンクリートサンダー(ダイヤモンドカップ)を使って削ることになる。

粉塵や騒音がすごいので、できれば避けたい作業である。

 

タイルの貼り直しはタイヘン
セメントを使ったDIYって意外とカンタン! でも、、、ひとたび施工をミスってしまったらとても面倒。 以前、モルタルで固めた支柱をやり直した時に痛感したのに、、、 今回もやってしまった!(>_<) 不注意でタイルをたたき割ってしもたー!!! ...

 

こうして土台の整形が完了。

 

最後に水をかけ、モルタルの硬化を促しておいた。

この状態で2日ほど置いたら土台は完成。

次回はタイル貼り。

 

コンクリートミキサー「まぜ太郎」はダメなヤツなのか
外構のDIY作業では、セメントを使う機会が多い。 ほとんどは砂や砂利と混ぜて使うわけだが、これがなかなかの重労働。 バケツ数杯程度なら手作業で問題ないが、大量に必要な場合はとても大変。限界がある。 そこで撹拌機なるものを購入し、心身ともに平...