ガレージDIY 床をタイル張りに【その5 カサ上げ】
- 更新日:2023.02.18
- イナバガレージDIY
- イナバ床, タイル

ガレージ床の傾斜を無くしたい!
そんな思いから始めたガレージ床のハツリ作業が完了。
今回は床の高さをそろえるため、カサ上げを行う。
カサ上げの高さは最大10cm程度となり、鉄筋を入れないと亀裂が心配。
とは言え、何でもかんでも鉄筋を入れれば良いわけではなくて、適切な「かぶり厚」がないとダメらしい。
建築基準法では、かぶり厚は2センチ以上が必要とされているので、これを参考に約5センチ以上の厚みのカサ上げをする部分に限って鉄筋を入れることにする。
DIYなので、建築基準法に縛られる必要はないのだけどね。
鉄筋として使うのはスクリューメッシュ。
メッシュの鉄筋が、ねじられた形状をしていて、強度やコンクリートとの密着性が高いというメリットがある。
それでいて、お値段は普通のワイヤーメッシュと同等!
こりゃスクリューメッシュがお得なのではないでしょうか。
ワイヤーメッシュの端は、けっこう鋭利。
運ぶときには、当てないように注意が必要である。
以前、自家用車で運んだら、車が傷だらけになった経験あり💦
それからはホームセンターでトラックをレンタルして運搬してます。
ワイヤーメッシュの線径は5mm。
切断するには、ボルトクリッパーが便利だ。
が、ボルトクリッパーのデカいのは持ってないため、グラインダーで切断した。
グラインダーで金属を切るときは「金の卵」という切断砥石を使用している。
理由はプロが使ってたから!
期待に違わず良く切れます。
そして値段もリーズナブル。
スバラシイ。
なお、鉄筋は完全に切断する必要はなくて、少し切れ目を入れたうえで・・・
エイ!
っと曲げれば、カンタンにボキッっと折れて、切り離すことができる。
カサ上げのためのコンクリート打設前に、まず水を撒く。
これがとっても重要。
散水しないと、モルタルの水分が下地に吸収される「ドライアウト」が発生、正常に硬化しないのだ。
さらに吸水調整材「NSハイフレックス」を使って密着性を高める。
NSハイフレックスは少量から販売されているが、それだと単価が高い。
どうせ使うだろうってことで私は一斗缶タイプを購入した。
開封後はあまり長期保管すると良くないそうだが、フタを固定するための金具があってしっかり密閉できるので、冷暗所で保管すればそれなりに持つだろう。
一応のメーカー使用目安は開封後半年以内となってる。
使い切れず、品質に不安を覚えるなら、割高だけど小分けタイプを購入した方が良いのかもしれない。
見た目は粘性の低い木工用ボンドみたいな液体。
直接モルタルに混ぜてモルタルの接着力を高める、といった使い方もできるらしい。
百均のヒシャクですくって、いったん強靭バケツへ移す。
マニュアルに従い、バケツで水道水と混ぜて3倍に希釈。
ハケを使って土間コンにぬりぬり。
とちょっとやってみたけど、面倒になってヒシャクで散布した。
で、ホウキで伸ばす。
当然だけど、ホウキは汚れ、妻から苦情を受けました。
そして後日、家のホウキは新しく買いなおすこととなりました(^_^;)
いよいよコンクリートの流し込み!
まぜ太郎を使ってがんがんコンクリートをつくり、流し込んでいく。
一般的にコンクリートの継ぎ足し施工はご法度とされる。
しかし、今回のように広範囲をDIYでこなそうとすると、一気に作業するのは現実的に不可能。
ここは割り切って継ぎ足しまくりである。
上からタイルを貼るので、見栄えは考える必要なし。
黙々とカサ上げ作業を進める。
ただし、高くカサ上げし過ぎないようにだけは注意した。
もうハツる作業は懲りたので(^^;)