ガレージ床をタイル張りにDIY⑥【補足】
- 更新日:2021.01.12
- イナバガレージDIY
- イナバ床, カサ上げ, セメント関係, タイル

イナバガレージの床をタイル貼りにしたい!
そんな願望のある人は少数派なのだろうか。
ネットでの先進事例が見当たらない不安のなか、タイル貼りに挑戦し、数ヵ月の死闘を乗り越えた今、前回紹介しきれなかった作業等についても備忘録として記しておこうと思う。
まず、カサ上げについて。
カサ上げを行う場所では、コンクリートの亀裂防止のために鉄筋を入れている。
ただし、何でもかんでも鉄筋を入れれば良いわけではなくて、適切な「かぶり厚」がないと逆に亀裂が入ってしまう。
よって、5センチ程度以上の厚みでカサ上げする部分に限って鉄筋を入れている。
今、興味本意でネット検索して知ったが、建築基準法施工規則では、かぶり厚は2センチ以上、日本建築学会では3センチ以上必要とされてるそうだ。
DIYでは関係ないけどね。
以前にタイルデッキ通路をDIYしたときの認識は、やや甘かったな…(^^;
鉄筋として使ったのはスクリューメッシュ。
メッシュの鉄筋が、ねじられた形状をしていて、強度やコンクリートとの密着性が高いというメリットがある。
それでいて、お値段は普通のワイヤーメッシュと同等!
こりゃスクリューメッシュがお得なのではないでしょうか。
ワイヤーメッシュの端は、けっこう鋭利。
運ぶときには、当てないように注意が必要である。
以前、自家用車で運んだら、車が傷だらけになった経験あり💦
それからはホームセンターでトラックをレンタルして運搬してます。
ワイヤーメッシュの線径は5mm。
切断するには、ボルトクリッパーが便利だ。
が、ボルトクリッパーのデカいのは持ってないため、グラインダーで切断した。
グラインダーで金属を切るときは「金の卵」という切断砥石を使用している。
理由はプロが使ってたから!
期待に違わず良く切れます。
そして、他の切断砥石と値段も同等!
ここが重要(;^ω^)
なお、鉄筋は完全に切断する必要はなくて、少し切れ目を入れたうえで・・・
エイ!
っと曲げれば、カンタンにボキッっと折れて、切り離すことができる。
コンクリート施工について
コンクリートの継ぎ足し施工はご法度。
ミキサー車からコンクリートを流し込んで、一気に作業するのがプロの間では常識である。
しかし、DIYの場合、まぜ太郎を使っても一気に作業するのは現実的に不可能。
よって、ここは割り切って継ぎ足しまくった。
大きくカサ上げする必要がある部分は、土台をまず低めに作成。
硬化後に、高さを調整しつつタイル施工する。
この方が、土台の高さを合わせるよりも作業性が良い。
なお、密着性を高めるために、NSハイフレックスは必ず塗布している。
そのおかげか、心配された剥離や亀裂などは今のところ生じていない。
土台づくりは、なるべく一気に行ったが、その後のタイル貼り付けはをボチボチ作業。
ここでは正確性が重要。
特に気を付けたのは次の3点。
①水平
②目地幅一定
③隣のタイルと同じ高さ
これらに気を付ければ、最初のタイルがゆがんでいない限り、キレイに貼れるはずである。
最近は、週末でも数時間程度しか連続DIY時間を確保できない。
よって、週末ごとに10枚程度ずつしか貼り付けできなかったので、けっこうな期間が費やされました。
養生シート
作業中は、思わぬところにモルタルが付着する被害が頻発する。
作業性向上のため、ガレージ内でまぜ太郎を回しているためだ。
モルタルが付着して硬化しても、ふき取りは可能。
しかし、それが面倒なので、途中からはモルタルが飛散しそうな部分をブルーシートで覆って作業した。
ブルーシートの標準的な大きさは3.6×5.4mで、その重さが約3000gのものを3000番、2000gだと2000番・・・と呼ぶそうだ。
当然軽い(薄い)方が安く、最も薄手の1000番台のモノはかなり安い!
これなら、養生用に使用して使い捨てても惜しくはない。
タイルカット
タイルカットは、はっきり言ってメンドー。
あまりやりたくないのだが、どうしても必要になんよね。
防塵マスクに防護メガネ、防音マフの装着といった準備がメンドーなだけで、作業自体は慣れれば難しくない。
タイルがカットできたら、あとはセメント多めのモルタルで貼り付け。
良い感じに納まりました。
カップボード前の斜めカットもこの通り。
こういうDIYをしていると、商業施設のタイルの貼り方とかも気になって注意深く見るようになりました。
ここの職人は良い仕事してるな~とか、細かいとこ雑だなとか、暇つぶしのタネがひとつ増えました( ̄▽ ̄)
スロープ作成
入り口部分は、段差にするか、スロープにするか、、、
迷った結果、スロープを選んだ。
足を打つリスクを軽減したいのと、車を入れるならスロープかなと。
コンクリートで土台を作ってからモルタルで貼り付けるという同じ工程で作成。
タイル貼り付け時に、自重でタイルがズレるのを防止するため、モルタルが硬化するまでブロックで止めてます。
こうして、ガレージ床のタイル化DIYは何とか終わりました。
次回は最後の仕上げを紹介します。