絵本に保護フィルムを貼る

いろいろレビュー

絵本に保護フィルムを貼りたい

うちには「こどものとも」とか「かがくのとも」といった福音館書店の絵本シリーズが多い。

毎月発売され、価格も500円程度と安価なので買いやすいのである。

ただし、ソフトカバーなので、子どもが気に入って何度も読んだり手荒に扱ったりすると傷みやすい。

 

そこで、表紙に保護フィルムを貼り、耐久性を上げることにしている。

 

保護フィルム

保護フィルムとして代表的なのは、ニチバンの「カバーフィルム」もしくはエイチエスの「ピッチン」あたり。


 

どちらが良いのかはわからないが、とりあえず使っているのはセロテープで有名なニチバン製の「カバーフィルム」

 

保護フィルムの施工

まずはハサミでフィルムを本より数センチ大きくカットする。

実際に本を置いてカットする位置を決める。

 

はく離紙裏が方眼紙になっているので、定規とカッターを使わずともハサミでもほぼ直線に切ることができる。

まぁ実際のところ、カットラインが多少フニャっていても目立たない(と思っている)。

 

A4縦サイズの絵本を想定して350mm幅のフィルムを購入したけど、こどものともは横向きの本が多い。

フィルム幅の狭い250mm幅を買った方が無駄が少ないのだが、縦向きの本には使えないので割り切っている。

 

はく離紙をはがし、ゴミが付着しないよう注意しつつ接着面を上にして置く。

 

で、気泡が入らないよう本の端から徐々にフィルムを貼り付けていく。

本の端をフィルムに置いたうえで、本をおさえて少し曲げ、端から擦り付けていく感じで密着させる感じだ。

 

表紙、裏表紙とも貼る。

 

あとは本を開いて、角や背の部分をカット。

 

余分なフィルムを折り返して裏に貼れば完成!

 

途中でフィルム同士がくっつくなどのトラブルに見舞われることもあるが、意外とカンタンに剥がせるので落ち着いて作業すれば大きな失敗を犯すことはない。

はく離紙を半分だけめくって表紙側を仕上げてから裏表紙側にかかれば、多少の手間は増えるが失敗リスクはさらに少なくなる。

 

公式手法

と、ここまで紹介しといて何なのだが、メーカーHPに掲載されている方法は違ってたりする(;^ω^)

公式の手法は、はく離紙面を上にして端を2〜3cm程フィルムごと谷折。

 

折り曲げた部分のはく離紙を剥がし、折り目を本の端に沿わすようにして位置を定める。

そのまま端から布や定規でフィルムの表面をなでつけながら、空気が入らないようにしつつフィルムを貼っていく。

慣れれば、布も定規も使わず手のひらでなでる方がやりやすいような気もする。

 

裏表紙も同様に貼り付け。

 

本からはみ出しているフィルムの隅(点線部分)をハサミで切り落とす。

背表紙側は本が開ききる箇所まで切り込みを入れる。

 

はみ出しているフィルムを表紙の内側に折り返して貼りつける。

(角ピッタリにフィルムを切り落としていない場合、フィルムの角が尖っていて当たると痛いので、ほんの少しハサミで角を落としておくのがおススメ)

 

背表紙のはみ出たフィルムをカットすれば完成。

 

この公式手法では、表紙、裏表紙を一気に貼っているけど、片側ずつ仕上げる方が楽。

フィルム同士がくっつくこともなく、落ち着いて作業ができる。

 

公式手法のメリットは、どんな本にも対応でき、気泡が入りにくいこと。

最初に紹介した手法は、本を曲げて貼る必要があるため、ハードカバーには貼れないのだ。

 

反面、高確率で作業台にフィルムがくっつくというデメリットがある。

ホコリなどのゴミが机に落ちてるとフィルムの接着面に付着してしまうので、作業前の机の掃除はマストである。

また、フィルムの剥離紙を徐々に剥がしつつ貼っていくことから、全体を目視しながらの作業ができない。

すなわち、最初の折り目を目印にできるだけズレないよう貼り始めるのが重要で、これを怠ると途中まで貼ってから本とフィルムがズレていることに気付くという悲劇が起こります

 

最初は難しそうに思えたフィルム貼りも慣れればカンタン。

どんどん貼っていると、1.5mなんてあっと言う間に無くなるので、最近は業務用を使ってます。

 

25mもあるので、当分買わなくても済むかな。