天井のすき間を目立たなくしたい
イナバガレージの天井は仕上げを残すのみとなった。
仕上げが必要な箇所、それはここ!
天板(化粧合板)となんちゃって梁との間に隙間があるのだ。
よって、コーキング剤で埋めて目立たなくし、美しい仕上がりにしたい。
正直なところ、そこまで目立たないので、このままでも良いかとも思う。
しかし、その部分ばかり見ていると、やっぱり気になってしまうのであった。。。
溝埋めには、ジョイントコークAなるものを使う。
色は天板にあわせてアイボリーとした。
まず、埋めたい溝をはさむようにマスキング。
こういう下準備はメンドーで嫌なんだけど、後悔しないよう丁寧に作業する。
下処理
熟練のプロはマスキングなしでやっちゃうという話もある。
しかし素人が不精すると高確率で失敗するし、失敗すると余計にメンドーな作業が発生する。
これ、経験談(^_^;)
てことで、おとなしくマスキング。
次に、ジョイントコークAの先を斜めカットする。
この「斜めカット」が操作性の向上に不可欠なポイントである。
埋めたい溝が大きい時は、思いきって短くカットすると、絞った時に出る量が多くなって作業性が高まる。
充填作業
コーキング材充填のコツは、先端部分を溝に密着させて一定の力で絞り出しつつ、一定のスピードで横にスライドさせること、らしい。
この作業が繊細で難しい。
「あ!今うまくいってる!!」
と思った瞬間、緊張して心が乱れ、コーキング剤も乱れるのである(;^ω^)
結果、凸凹だったり、不均一だったり、穴が埋めきれなかったりで修正が必要となる。
修正作業
修正には先端が丸いヘラを使用する。
凸凹不規則なコーキング剤の上をなぞるようにして、無駄なコーキング剤を取り除きつつ、ならしていくだけ。
この作業なら、繊細さは必要なく、素人でもカンタンだ。
当初はホームセンターで購入した「それなりのヘラ」を使用していたけど、途中からはダイソー商品を使用。
個人的意見ですが、たいして使用感が変わらない気がしますσ(^_^;)
後処理
ヘラでならしたら、乾く前にマスキングを取る。
乾いてからだと、コーキング剤も一緒にとれる悲劇が起こるので注意。
この作業では、マスキングテープについたコーキング剤が高確率で手に付く。
使い捨てのビニール手袋をして作業するのがオススメ。
完成
出来は及第点かな(;^ω^)
合板の継ぎ目とか、梁とのすき間とか、結構目立たなくなりました。
なお、ジョイントコークAには全40色の豊富なカラーバリエーションがあるため、壁紙や柱の色に合わせた選択が可能。
紫の壁紙と柱との隙間は白だと変なので、アンバーのジョイントコークを使用しました。
失敗した場合のリカバリ方法
繊細で難しいこの作業、何度も失敗した私のリカバリ方法をメモっておきます。
不要な部分に充填剤が付着してしまった場合
絞った雑巾で拭き取る。
ただし、細かい修正が必要なときには無理して触るとドンドン変になることも。
ニス仕上げの木材などに付着している場合は、いったん硬化させてから不要な部分をカーボンスクレーパーでひっかき取ると、カンタンかつキレイな仕上がりとなる。
部材を傷つけないカーボンスクレーパーは、ひとつ持っておくと重宝します。
充填不足の場合
ジョイントコーク先端の溝への密着不足や、ジョイントコークの吐出不足によって溝(穴)が塞ぎきれないことがある。
この場合は、マスキングを外す前なら再度塗り重ねる。
もし、マスキングを外した後なら、無理な修正は禁物!
一度に仕上げようとすると高確率で失敗する(経験談)。
乾いてから、再度塗り重ねるのがベスト。
全然ダメ!最初っからやり直すしかない場合
コーキング剤が乾く前に、絞った雑巾で何度か拭きとれば、キレイに除去可能。
てか、マスキングをしっかりしてたら、全然ダメって事態にはならないはず(^_^;)
オマケ
コーキング剤をヘラでならすと、場合によっては、多量の「余り」がとれる。
ジョイントコークAは高価ではないものの、ケチな人間としては、これをただ捨ててしまうのには抵抗がある。
そこで、私はジョイントコークの先端を取り外し、容器内に戻して再利用してます。
ケチ節約家のあなたも是非!