イナバガレージの“なんちゃって”な柱や梁(はり)を本物っぽくしたい(ニス塗り編)
- 更新日:2022.07.01
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前回で辛い「ヤスリがけ」が終わった。
終わりにした、という表現の方が適切かもしれない(;^ω^)
ヤスリがけにより発生した粉を、固く絞った濡れ雑巾でふき取る。
汚れを取ると、木の素朴な色合いとなった。
塗装しなくても良い感じだ。
むしろ、ニスを塗って隠れてしまうのは、もったいない気もする。
しかし、細部を見ると、段差を隠すためのパテが随所に見えるので貧相。
このままだと美しくない。
パテを目立たせないように、パテに木の粉を混ぜ、色合いを合わせるというテクニックがあるらしい。
だが、面倒だし、スキルが要りそうなのでやらなかった。
ニスを塗ってパテを隠すのが楽で早いだろう、と考えたのである。
まずニス選び。
油性か水性かを選ぶのだが、それぞれ一長一短がある。
イメージは以下のとおりである。
メリット | デメリット | |
水性 | 水でうすめられる&洗えるので取り扱いが楽 いわゆるニス臭さが少ない | 耐久性が油性に劣る |
油性 | 耐久性が高い | うすめ液でうすめる必要あり とにかく臭い |
要は耐久性が求められるなら油性、そうでないなら水性と判断すれば良さそうだ。
今回については、天井部分は耐久性は求められないので水性で良いが、柱部分はぶつけたり擦ったりする可能性があるので、耐久性のある油性が好ましい。
ただ、異なるニスを使い分けると統一感が損なわれそうで嫌なので、すべて油性を使うことにした。
後から知ったが、水性のニスでもウレタンニスは耐久性が高いとか何とか。
作業をすべて終えた今、私は思う。
水性にすればよかったなぁ。
というのも、油性ニスはとにかく「臭い」が強烈。
無防備に扱うと頭が痛くなるし、そもそも体に悪そう。
塗る作業は、防毒マスクを装着したけど、塗った後も二週間は臭いが残った。
使ったニスはこれ。
色は「新ウォルナット」。
新ウォルナットがあるなら旧もあるのか謎だが、とにかくパテを隠すのが目的なので、濃い色を選んだ。
経験のある方ならご存知のとおり、ニス塗りはそんなカンタンではない。
ヤスリがけが不十分な箇所にはニスが乗りにくい。
そして、つけすぎると垂れる。
さらにムラができる、ハケの毛が抜けてニスに埋没する、と次々トラブルが。。。
こんなことなら、ニスなんて塗らなきゃよかった。。。と思ったり(;^ω^)
ニス塗りのコツは、ズバリ「欲張らない」ことのようだ。
欲張ってハケにニスを含ませすぎない。
欲張って厚塗りをしない。
早く作業を終わらせようと、乾燥前に重ね塗りしない。
これを守れば、ある程度の完成度となる(と推察される)。
かく言う自分は守れずに悔いの残る箇所かいくつか。。。
遠目からしか見ないので良いんです!
ハケは、ホームセンターで一番安かったモノを使っていた。
が、このハケ、塗っている最中に次から次へと毛が抜ける。
あらかじめ抜け毛を除去しておくのだが、それでもダメ。
毛が抜けるというのは、これほどまでに鬱陶しく、悲しく、腹立たしいものなのか!
誰かが「毛の悩みは海より深い」と言ったが、今やその気持ちがわかる気がする(ちゃうか)。
また、ムラも出やすい。
そんな抜け毛&ムラ問題に悩んで、「ニスの塗り方 コツ」などでネット検索していたら、、、
偶然、コテバケ(コテハケ)の存在を知った。
コテバケとは読んで字のごとし、コテタイプのハケだ。
下地がスポンジでニスの保持力が高く、垂れにくい。
また、毛が短く細いため、抜けにくい。
さらに、一度に塗れる面積が広いため、ムラになりにくい。
ひとつ500円程度と普通のハケに比べるとやや高いが、スバラシイ道具である。
初めっからこれを使っていればよかった!
広い面のニス塗りにチャレンジする人は迷わずコテバケを使うべし!
ニス塗りは合計3回ほど重ね塗りした。
1回目はハケ塗り。
2回目以降はコテバケで塗り塗り。
缶には「2回塗り」と書いてあるが、2回では少ないと思う。
いや、塗り方が悪いだけか(^^;)
古材を思わせるような仕上げにするなら、これもアリかなぁ(逃げ口実)。
とも思ったが、頑張ってさらに塗り重ね。
柱など、組み立てる前のものは先にニス塗り。
置いた木材へのニス塗りの方が、天井梁よりも格段に楽である。
また、重ね塗りする前にヤスリがけをする。
このことにより、光沢が出るのだ。
ガレージの梁に光沢はいらないと思うのだが、液ダレやムラを修正するため、ヤスリがけしてたら、結果的に黒光りする梁になりました(;^ω^)