前回までに”なんちゃって梁”のヤスリがけが終了。
終わりにした、という表現の方が適切かもしれない(;^ω^)
ヤスリがけにより発生した粉を、固く絞った濡れ雑巾でふき取る。
汚れを取ると、木の素朴な色合いとなり、塗装しなくても良い感じになった。
むしろ、濃い色のニスを塗って隠れてしまうのは、もったいない気もする。
しかし、細部を見ると、段差を隠すためのパテが随所に見えるので貧相。やっぱり、このままだと美しくない。
パテを目立たないようにするテクニックとして、パテに木の粉を混ぜて色合いを合わせるという技があるらしい。
ちょっと興味はあったけど、面倒だしスキルが要りそうなのでやらなかった。
結局、濃い色のニスを塗ってパテを隠すのが楽で早いだろう、という考えである。
ニス選び
油性か水性かを選ぶのだが、それぞれ一長一短がある。
水性は水で薄めたり洗ったりできるし臭くないので扱いが楽。もちろん硬化後は水に濡れても大丈夫。でも耐久性は油性に劣る。
油性は薄める場合は「うすめ液」、ハケなどを洗浄する場合は「洗浄液」が必要で、とにかく臭くて扱いづらい。
天井部分は耐久性は求められないので水性で良いけど、柱はぶつけたり擦ったりする可能性があるので、耐久性のある油性が好ましいかな。
でも、水性ニスと油性ニスでは微妙な色合いの違いがあるだろうから、梁と柱で塗り分けてしまうと統一感が損なわれそう。。。
しばし悩んだ結果、今回はすべて油性ニスを使うことにした。
後から知ったが、水性ニスでもウレタンニスなら耐久性は高いらしい。それを知ってれば水性にしてたな。
色は「新ウォルナット」。
新があるなら旧もあるのかは謎だが、とにかくパテを隠すのが目的なので、濃い色を選んだ。
経験のある方ならご存知のとおり、ニス塗りはカンタンな作業ではない。
ヤスリがけが不十分な箇所にはニスが乗りにくいし、つけすぎると垂れる。
さらにムラができたり、ハケの毛が抜けてニスに埋没したり、と次々トラブルが。。。
こんなことなら、ニスなんて塗らなきゃよかった。。。と思ったり(;^ω^)
ニス塗りのコツは、ズバリ「欲張らない」こと。
欲張ってハケにニスを含ませすぎない。
欲張って厚塗りをしない。
早く作業を終わらせようと、乾燥前に重ね塗りしない。
これを守れば、ある程度の完成度となる。
かく言う自分は守れずに悔いの残る箇所かいくつか。。。
遠目からしか見ないので良いんです!
ハケは、ホームセンターで一番安かったモノを使用したが、塗っている最中に次から次へと毛が抜けて閉口した。
毛が抜けるというのは、これほどまでに鬱陶しく、悲しく、腹立たしいものなのか!
誰かが「毛の悩みは海より深い」と言ったが、今やその気持ちがわかる気がする。
後から知ったが、使う前にクシでといて抜けやすい毛を除去してから使うのがコツらしい。それでも多少抜けるが。
さらにハケはムラができやすい。
そんな抜け毛&ムラ問題に悩んで、「ニスの塗り方 コツ」などでネット検索していたら、、、偶然、コテバケ(コテハケ)の存在を知った。
コテバケとは読んで字のごとし、コテタイプのハケだ。
下地がスポンジでニスの保持力が高く、垂れにくい。
また、毛が短く細いため、抜けにくい。
さらに、一度に塗れる面積が広いため、ムラになりにくい。
ひとつ500円程度と普通のハケに比べるとやや高いが、とても魅力的な道具である。
初めっからこれを使っていればよかった!
広い面のニス塗りにチャレンジする人は迷わずコテバケを使うべし!
ニス塗りは合計3回ほど重ね塗りした。
1回目はハケ塗り。
2回目以降はコテバケで塗り塗り。
缶には「2回塗り」と書いてあるが、2回では少ないと思う。
いや、塗り方が悪いだけかもしれないが(^^;)
古材を思わせるような仕上げにするなら、これもアリかなぁ(逃げ口実)とも思ったが、頑張ってさらに塗り重ね。
柱など、組み立てる前のものは先にニス塗り。
置いた木材へのニス塗りの方が、天井梁よりも格段に楽である。
好みもあるが、重ね塗りする前にヤスリがけをすることで光沢が出せる。
ガレージの梁に光沢はいらないと思うのだが、液ダレやムラを修正するため、ヤスリがけしてたら、結果的に黒光りする梁になりました(;^ω^)
油性ニスはとにかく「臭い」が強烈。
無防備に扱うと頭が痛くなるし、そもそも体に悪そう。