新築には24時間換気の設置が必須。
2003年の建築基準法改正から、そうなっているらしい。
せっかく高気密住宅なのに、換気してたら熱効率悪いやん!
などと思うわけであるが、シックハウス対策として、やっぱり換気は必要らしい。
換気の種類
住宅の換気方式には以下の3種類がある。
※一般住宅において、第2種換気の採用はほとんど無い
うちの換気システムは、第3種換気。
頼んだわけではないが、そうなっていた。
まぁ、導入コストが安いので、何も言わなけりゃそうなるのだろう。
吸気は、窓上部のオートブレスユニットから。
排気は、換気扇から強制排気。
換気スイッチ
24時間換気は、その名の通り24時間ずっと運転させておくことが大前提。
誤って止めることのないように、排気用の換気扇スイッチにはカバーがついている。
何らかの理由で換気扇を入・切したい場合は、カバーをパカっと開けてスイッチ操作を行う。
この24時間換気スイッチは、神保電器製。
ほかのスイッチはすべてパナソニック製(コスモワイド)なのに、なぜこれだけジンボなのか?
その答えは、パナソニックのスイッチを見て、わかった気がする。
パナソニック(コスモワイド)の24時間換気用スイッチはこちら↓
「スイッチに透明カバーそのままつけました!」って感じ(;^ω^)
デザインには好みがあることを承知のうえで、あえて言います。
こりゃ、イケてません。
ダイワハウスが採用しなかったのも頷ける(勝手な思い込み)。
換気効率
さて、この24時間換気、当初はちゃんと運転させていた。
しかし「せっかく空調した空気がドンドン廃棄されるなんて勿体ないのでは?」と考えるようになってきた。
むやみに24時間換気を止めるのはよろしくないのはわかるが、もし過剰ならば是正したい。
ダイワの営業さん曰く、「家全体が換気できるよう設計して24時間換気を取り付けている」とのことだったが、一応確認しておこう。
まず、換気すべき量であるが、建築基準法施行令に定められている。
要約すると、必要換気量(㎥/h)は部屋の体積 × 0.5以上。
我が家の部屋体積は単純計算すると357㎥だ。
すなわち、我が家の最低限必要な換気量は180㎥/hである。
収納などを考慮すれば、実際はもっと少ないと思うが、とりあえずこの数字を使うことにする。
うちに設置されている換気扇の換気量を整理する。
換気扇種類 | 換気量 | |
玄関収納 | 三菱電機 V-08PP7 | 120 ㎥/h |
トイレ | 三菱電機 V-08PP7 | 120 ㎥/h |
クローゼット×2 (非24時間換気) | パナソニック FY−17C7 | 85 × 2 ㎥/h |
脱衣所 | パナソニック FY−17C7 | 85 ㎥/h |
浴室 | リンナイ RBH-C336P | 50 ㎥/h |
結果、総換気量は545 ㎥/hとなった。
クローゼットの換気扇は常に回していることが多いけど、24時間換気ではないため除外して考えても375㎥/hとなる。
我が家に最低限必要な換気量は多めに見積もって180㎥/h・・・
てことで、私の中で結論が出ました。
24時間換気の量は少なくする余地あり!
次回、冬寒いトイレの24時間換気を見直そうと思います。