部屋の換気ができていない!
先日、子ども部屋にベッドを新調した。
そして気付いた事がある。
空気が滞留してる!!
新品の家具特有の臭いが部屋にこもるのである。
家具屋さんに行くと臭うあの香りだ。
少しくらいなら嫌な臭いではないし、部屋のドアを開け放っている昼間は気にならないのだけど、夜に部屋を閉め切って朝を迎えると、けっこう臭いがキツい。
家具にはシックハウス規制がない!?
ちょっと調べてみたら、住宅にはシックハウスの対策規制があるけど、家具にはないらしい。
こりゃ、ますます心配になる。
早急に対応せねば!
現状の換気システム
うちの換気システムは換気扇による強制排気、自然吸気となっている。
子ども部屋には換気扇がないので、他の部屋の24時間換気扇に引っ張られるかたちで、外気が窓のブレースから入ってドア下から出る流れになっている。
ここで気になったのが、以前に24時間換気だったトイレの換気扇を照明連動にした影響である。
家全体の換気量を計算したうえで、24時間換気が過剰との判断から変更したものであるが、換気扇の排気量不足を招いているのかもしれない。
そこで、試しにトイレの換気扇を24時間つけっぱなしにしてみた。
が、やっぱり子供部屋の空気は滞留したまま。
それどころか、キッチンの換気扇など家の換気扇すべてを総動員しても子ども部屋の換気不足は改善されなかった。
思うに、子ども部屋の扉を閉めると、それが障害となって部屋の換気量が極端に減ってしまうのだろう。
対策の検討
家全体の換気量は十分なのだが、子ども部屋の換気効率が悪すぎる。
とりあえずの対策としては、扉を常に開放することで換気効率は改善できる。
が、常に扉を全開にするのは現実的ではないので、子ども部屋から強制排気する必要があると思われる。
もはや設計上の欠陥な気もするが、ダイワハウスに相談するのも面倒なので、自分で対処することにした。
換気扇の設置
最も確実な対処法は、子ども部屋への換気扇の新設である。
が、換気扇を新設するためには外壁に穴あけする必要があるので避けたい。
いっそのこと、家全体の換気システムを吸気・排気ともに換気扇で強制的に行う「第1種換気」に変更しようか、なんて大掛かりな対処法も検討したけど、差し当たっての対策として、部屋間の空気を循環させる換気扇を設置することにした。
具体的には、他の部屋の換気扇から吸気された空気を子ども部屋に排気する作戦である。
天井への穴あけ
取り付ける排気口は、パナソニックの「吸排気グリル」。
これを目立たないクローゼット内部の天井に設置する。
まずは、吸排気グリルを通すため、設置箇所にφ100の穴をあける。
いきなり穴あけすると、格子状に入っている天井下地がコンニチハする恐れがあるので、とりあえず理想の位置に「下地探し」をブッ刺してみる。
この状態で、天井裏へGO!
ちなみに、ジーヴォΣの天井高は2m72cmと高いので、天井裏へ入るには大型の脚立が必要。
うちは、収納性も考えて折り畳み式の多機能ハシゴ(4.7m)を使ってます。
脚立としては約2.3mになります。
屋根裏に上がったら、先ほど突き刺した「下地探し」が突き出てる箇所を探す。
サクッと見つけられるかと思いきや、意外と苦労しつつ何とか発見。
屋根裏では位置感覚が鈍ってしまって、予想とは大きく違うところから突き出てました(;^ω^)
突き出ている箇所をマーキングして、再度階下へ降り、「下地探し」を引き抜く。
で、また天井裏に上がって、自由錐で屋根裏側から穴あけする。
なお、吸排気グリルを下地に固定できるよう、穴あけ位置は微修正している。
部屋から穴あけ作業しないのは、石膏ボードの粉が落ちるのが嫌だから。
でも、天井裏から完全に穴あけしてしまうと、最後に壁紙を破る危険性があるので、貫通前に寸止め状態で止めておく。
室内側から見ると中心の穴だけが開いている状態。
今度は、この穴を使って室内側から自由錐で掘り進める。
キレイに穴あけできました(^^♪
排気口の設置
開けた穴に吸排気グリルを突っ込む。
ピッタリはまりました。
吸排気グリル自体は軽いので、そのままでも落下することは無さそうだけど、念のため下地材にネジ止め固定。
この排気口に、他の部屋の天井換気扇のダクトをつなぐ。
断熱仕様の換気ダクトは、新たに購入するとそれなりのお値段なので、既存のダクトが長くて、かつ24時間換気ではない天井換気扇と接続します。
屋外への排気口とダクトは養生テープで接続されていた。
漏れが無ければそれで良いのだろうけど、本来はダクト用のテープで接続すべきではないのだろうか。
まぁ今回に限っては、取り外しやすいので助かる(^_^;)
ダクトを取り外した後は、養生テープでふたをしておいた。
で、ダクトをビローンと移動させ、子ども部屋に設置した排気口に接続、とりあえず、養生テープで固定した。
で、漏れがないかチェック。
室内の空気が天井裏に漏れると、結露の原因となるのでよ~く確認。
室内側から排気されているのを確認。
送風量は、わずかに感じる程度なので、それほど多くなさそう。
最後にカバーを取り付けて完成!
で、結果は、、、
臭いが消えました!!
締め切った状態でも、まったく臭いがしなくなりました。
よかった。