屋根裏に換気扇を設置!その効果を検証する
前回、屋根裏換気システムが完成した。
主に夏場、灼熱地獄と化す屋根裏から排熱、室温の上昇を抑制するシステムである。
いや~苦労して付けた甲斐があったわ!!
と、言いたいところだが、体感的にはわからないのが本音だ。
天井断熱が効いていて、屋根裏の熱気が室内側へ影響しにくいから効果を体感しづらいのだろう。
しかしここである疑念が生じる。
効果が体感できないってことは、今回のDIYは「意味なし」てことなのか?
しかし、安くない出費や取り付けの苦労を考えると効果があると信じたい(^_^;)
てことで、屋根裏換気の有効性についての検証を行うこととなった。
いわば自分を納得させるための検証である。
検証のための機器
気温を記録するため、ロガーを2つ購入。
こんなモノに金をかけても仕方がないので、一番安そうなのをチョイス。
精度は±0.5℃とのこと。
何やらそれっぽい証明書まで入っている。
値段からして「自由研究レベルの機器で信頼性は高くないだろう」なんてナメていたが、購入した2つを並べて放置してみたら、0.1℃単位まで同じ!
コレは意外と信頼性が高いのではないでしょうか。
ロガー設定
温度ロガーを設置する前に、まず初期設定を行う。
キャップを取るとUSB接続できるので、パソコンにぶっさす。
で、マニュアルに示されるがままに、よく知らない中国メーカーサイトから、ソフトをダウンロードしてインストール。
大丈夫かコレ?
ソフトは、日本語には対応していない模様。
まぁ簡単な英語+アイコンの助けによって、直感で操作可能ではある。
とりあえず、ログを取る間隔だけ設定する。
15分間隔にしてみた。
設定を反映して完了。
これで同時に日時も同期される。
あとは、本体の記録スイッチを長押しすれば記録開始。
記録開始
ひとつ目のロガーは、屋根裏の断熱材の上に置いて記録スタート。
ふたつ目は、テラスの日陰部分で外気温を記録。
そして、室温はスイッチボットHUB対応の温湿度計で測定する。
36日間のデータ蓄積、スマート家電との連携が可能な温湿度計で先の温度ロガーより安い。
ただし、別途スイッチボットHUBが無いと、データ吸出しや連携ができないのが難点。
うちはスマートスピーカーから家電を操作したくて、以前にスイッチボットHUBをリビング天井に設置している。
コンセントは屋根裏側で接続しているため、見た目スッキリ。
「アレクサ、テレビをつけて」
と言えば、このスイッチボットHUBからリモコン信号が発射され、テレビがつく。
てな具合に、様々な家電が操作できる。
今回の温湿度計とも連携することで、「◯◯℃になったらエアコンをつける」といった使い方も可能となる。やらないけどね(^_^;)
結果
気温の計測を開始して1週間が経過した。
雨や曇りの日が多く、検証にはイマイチの天気が続いたが、晴れの日も3日ほどあった。
そのうち、1日は屋根裏換気扇をONにしている。
ロガーからパソコンへデータを転送。
データ抽出ソフトで、既にグラフ化されている。
より、見やすくするためにデータをエクセル形式でアウトプット。
エクセルでグラフ化した。
外気温
屋外(テラスの屋根の下)に置いていたロガーの結果である。
晴れた日は30℃越えだけど、早朝は20℃。
なかなか寒暖の差が激しい。
屋根裏の気温
屋根裏の気温は、低い時は外気温と変わらないが、上はなんと50℃にも迫る高温。
まさに灼熱地獄である。
室温
この期間は、ほとんど外出していたこともあって、冷暖房は使用せず。
室温は25~30℃の範囲で安定している。
まとめ
以上のグラフを重ねたものが以下。
屋根裏換気扇を動かしたのは4日目である。
以上から、わかったことは、ダイワハウスの断熱はいい仕事している!ってこと。
以上です。
肝心の「屋根裏の換気扇効果」は、、、
効果ありと言うには、更なるデータ蓄積が必要です。
って、効果なしって言ってるようなものか(´・ω・`)
結果を受けて
今回取り付けた屋根裏換気扇のカタログをPanasonicのHPから見つけた。
これを見ると、そもそも効果がそれほどないような。。。
ってことで、コッソリ結論。
屋根に裏換気扇つけたからと言って劇的な効果が見込めるわけではない。多少改善する程度。
でも、屋根裏部屋を活用するならあった方が良いかもね(負け惜しみ)。