私は糞害に憤慨している!
事の発端を書こう。
ある日、家の周りの見回りをしていた私は、不自然に土が掘り起こされた形跡を発見した。
近づいて観察すると、異臭がする。
な、なんと敷地内に侵入し、糞をしたうえに隠すという無慈悲な犯行が行われていたのだ。
理不尽な凶行に、私は激怒した。
しかし、現場の後処理をするにつけ、段々と冷静さを取り戻した。
誰しも過ちを犯すことはある。
のっぴきならない緊急回避であったのかもしれない。
ここは寛大な気持ちで許してあげよう、と。
しかし、数日後、そんな思いを踏みにじる出来事が発生した。
なんと、再び同様の行為が確認されたのだ。
色即是空の境地に達したかと思われたのも束の間、私の怒りは怒髪天を突きました。
ふらちな輩の侵入を、これ以上許すわけにいかん!
好き勝手させないためには、まず侵入経路を特定し、侵入防止対策をとる必要がある。
こうして我が家はセキュリティシステムを導入することとなった。
導入するのは、パナソニック「スマ@ホームシステム」。
ドアホンを中心に各種センサーやカメラをつなぐシステムである。
うちのドアホンは、このシステムに対応している。
よって、対応カメラを購入すれば、即「セキュリティ体制」が構築できるのだ。
しかも無線接続なので、配線不要!
コリャ便利!
さらに、ドアホンの子機からもカメラ映像を確認することが可能。
子機は寝室に置いているので、夜中にセキュリティが作動してもベットからカメラ映像を確認することができる。
コリャすごい!
接続可能な屋外用ワイヤレスカメラは次のとおり。
![]() | ![]() | ![]() | |
型 番 | VL-WD712K | KX-HC300S-H | VL-WD813K |
特 徴 | 標準的 | コードレス | 照明内蔵 |
電 源 | コンセント | 単3電池 | コンセント |
画 素 数 | CMOS 30万画素 | ||
センサー検知方式 | 熱センサー 動作検知 | 熱センサー | 熱センサー 動作検知 |
録 画 | 最大30秒 | 10秒間 | 最大30秒 |
Amazon | Amazon | Amazon |
当初買おうと考えたのは、コードレスタイプ。
一切の配線がないので、設置がカンタン。
カメラの設置だけで、即使えるってのがとっても魅力的。
でも、、、気になったのが電池の交換頻度。
マニュアルによると電池の持ちは、最大約6ヶ月とのこと。
ただし、カメラの使用頻度が高いと、もっと短いサイクルで電池交換が必要となる場合もあるらしい。
電池残量が少なくなると、モニター画面に「お知らせ」が表示されるので、そこで交換すりゃ良いが、気付かないうちに電池切れ、肝心なシーンが映っていない!なんてことも起こりうる。
そんなの悔やんでも悔やみ切れない!
そして、センサーは温度変化を検知する「熱センサー」だけ。
また、録画時間が短い、検知前録画機能もない・・・
ってことで、配線が一切不要なのはとても魅力的だけど、デメリットが多いのでやめました。
次に気になったのが照明内蔵タイプ。
センサー照明としても使えて一石二鳥!
かと思いきや、「ライトは照明用の光量はありません」とのこと(/・ω・)/
なんだそりゃ。
そして、高い・・・
デザインがイマイチ。
ってことで却下。
そんなわけで・・・
購入したのは標準タイプ。
思い切って2台購入。
安くはないが、玄関と勝手口に設置して、侵入経路のおおよその特定をする算段だ。
初期設置は、とってもカンタン。
まずドアホン本体の設定/情報から「設定を変更」を選択。
「接続機器の登録/減設」から登録操作し、カメラ側の登録ボタンを押すだけ。
こうして、我が家のセキュリティ体制が整った。
それから月日は流れ・・・現在、1年以上が経過。
今、あえて私の感想を端的に述べよう。
不満である!
こちらをご覧いただきたい。
凶悪な犯行がしばしば発生するスポットである。
ここを監視するようにカメラを設置した。
カメラ設置後、程なくして被疑者を捉えることができた。
コイツが被疑者Aだ!
さらに別の日に捉えた映像。
こちらが被疑者B!
・・・
おわかり頂けただろうか。
画質が悪すぎる!!
これらは、カメラで撮影された動画をほぼそのままな画質で掲載している。
そう!私は購入時に重要な点を見落としていたのだ。
カメラ画素数、CMOS 30万画素・・・
「おもちゃデジカメ」並みなのだ!
昼間はまだ許せる。
許せないが許そう。
問題は夜間だ。
被疑者の出没頻度が高くなる夜間こそ、監視カメラの出番だ。
しかし、映像が本当にひどい。
何が起こったのかはわかっても、個体識別は難しいレベルである。
一応、解像度は以下の2通りから選べる。
VGA(640×480)最大6fps
QVGA(320×240)最大10fps
いずれにせよ低い画素数なのだが、少しでもマシなようにVGA(640×480)を選びたい。
が、検知前録画が正常に機能しない。
そして、動画がコマ落ちする。
不満点は他にもある。
誤報が多い!
動作検知のセンサー、こいつは雲から太陽が出て明るくなった程度で反応する。
感度を最低にしてもダメ。
結果、「晴れ時々曇り」なんて日は警報が鳴りまくる。
結局は「人感(熱)センサー」頼みなのだ。
セキュリティシステムとしては、在宅、留守、解除の3パターンで警戒モードを変更できるなど、そこそこ使えそうな感じではある。
が、肝心のカメラがこれでは・・・
多額の費用を投じたのに、はっきり言って期待外れ。
Panasonicよ、こんな過去の遺物のようなカメラをいまだに売り続けていて良いのか!?
と、なんだか酷い悪口だらけになったが、それだけこのシステムに期待してたってことで、、、
でもね、本当にぜーんぜん使えない!ってこともないんです。
ドアホンから映像をチェックできるのはとても便利。
また、拡張性も高い。
その話はまた次回。。。