フェンスと支柱の同時施工は可能なのか?
DIYブログ等で紹介されているフェンス施工の事例は前回紹介した「支柱を先にたてる方法」ばかりである。
でも、一度だけ支柱とフェンスを同時に施工するプロもいるという情報を目にしたことがあって気になっていた。
ただしどれだけ調べても、実際の施工事例を見つけることができない。
そんな「支柱とフェンスの同時施工」をぶっつけ本番で試してみることにした。
立てるフェンスは YKKapのルシアスJ01 型
前回フェンス(ルシアスF02型)の取り付けは、フェンス本体の下部を支柱へ引っ掛け、上部でネジ止めする方式だったのに対し、こちらは上部を支柱に引っ掛け、下部でネジ止めするタイプ。
より緻密さが求められる。
支柱には2つ穴があいている。
上の穴がフェンスと支柱を固定するためのネジ穴。
下の穴は、高さ調整用の棒を差し込むためのものだ。
施工するブロック塀には、すでに支柱を立てるための穴がある状態でDIYスタート。
支柱を先に立てる従来の工法では、まず両端の2本支柱を設置したが、今回は端から順に作業していく。
モルタルを使って支柱をたてるところまでは前回と同じ。
次に、モルタルが固まるのを待たずにフェンス本体の取り付けを行う。
当然、フェンスの重みで斜めに倒れてしまうのだが、ここでは構わず作業を進める。
フェンスは、支柱上部のフックにひっかける形式。
フェンス上部を支柱フックにひっかけて、、、
フェンス下側で固定金具を使って支柱とネジ止め。
全てのフェンスを組み終わったら、まっすぐに立て、添え木などで固定。
自分はコンクリートブロックを使いました(;^ω^)
固定したら、フェンスにゆがみがないかを再確認。
特に連結部分にゆがみが生じていないかをチェックする。
で、放置。
モルタルが固まったら完成!
【結論】
フェンスと支柱の同時施工はスピーディーで楽!
ただし施工する時の天気には注意が必要。
特に大型のフェンスの場合、風の負荷がかなり大きいので、少なくとも丸一日は風がほとんどない穏やかな日に施工しないと悲劇が起こります。
この工法を使うのは、プロでも少数派の模様。
でも、その後、何度かの台風直撃にも耐えて健在のため、施工的には問題ないと思われます。