ブロック塀があると古めかしい雰囲気になりがち。
経年で黒く汚れてくるとなおさらである。
そこで、ブロック塀にタイルを貼るDIYを以前行った。
使用したタイルは、サンワカンパニーの「ラ・フォレスタ ビアンコ」。
それほど主張してこない控えめな木目調タイルである。
タイルの売り切れ
タイルを貼った結果、庭が明るくオシャレな雰囲気になったのに気を良くして、引き続き他のブロック塀にも順次タイルを貼っていこう!
なんて考えたのだけど・・・
タイルがまさかの完売、販売終了 Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
うーむ、どうしたものか。
他のタイルを探してみるも、なかなか良いのは見つからず。
そのまま月日が流れてしまった。
タイル入荷
そんなある日、なんとなくサンワカンパニーのHPを眺めてたら、おお!復活してる!
タイルって「売り切れたら終了、再販無し」なイメージだったので素直にうれしい。
後継品とのことなので少し色調が違う可能性もあるけど、まぁ大きくは違わないだろう。
ってことで、さっそく注文。
タイル入手
注文後、3日で届きました。
タイルが届いたらすぐ開封し、割れがないか確認する。
日ごろ、荷物が破損して届くことなんて滅多にないが、タイルは油断禁物。
ろくに梱包されず1箱20㎏オーバーのワレモノが輸送されてくるため、開封したら破損してた!なんてことも珍しくなかったりする。
私は到着後すぐに確認しなかったせいで「気付いた時には返品可能期間(到着から8日間)を過ぎていた!」なんて苦い経験をしたことがあります。
以来、面倒でも到着後すぐに確認することにしてる。
貼り付け準備
今回タイルを貼るのは↓この部分。
フェンス下のブロックに貼ります。
まずはブロック表面の汚れを高圧洗浄機で落とす。
ブロック塀って、けっこう汚れてるのね。
洗ったら、だいぶキレイになりました。
接着剤
今回のタイル貼り付けは今回は施工範囲が広いので、タイル接着剤の雄「ワンパックボーイR-V2スーパー」を使用する。
1本で1㎡ほど施工できるとのことなので5本購入。
前回は工費をケチって接着剤の代わりにセメントを使った。
でも、セメントは硬化するまでの保持力が弱く、しっかりと仮止めする必要がある。
止めが甘いと剥がれたりズレたりするので、けっこう大変。
その点、接着剤での施工はとても楽。
外壁に使うような小さなタイルであれば、そのままペタペタと貼り付けていけるほど粘着性が高い。
今回のような大判タイルの場合は、さすがに重すぎてズリ落ちてしまうので仮止めは必須だろうけど、それでも施工が格段に楽でスピーディになると考えられ、ミス防止にもなりそう。
さらに、接着剤はセメントと違って固まった後も弾力性があるので目地入れ不要という利点もある。
貼り付け
タイルの貼り付けは、端から順に行う。
まずは接着剤が付着してほしくない箇所に養生マスカーでマスキング。
接着剤はアルミ性の外装に包まれているので、カッターで切れ込みを入れて開く。
外装を剥いたらクシ目ゴテの背の部分を使って必要量を切り取り、ブロック壁面へ塗り付ける。
塗り付けてしまえば接着剤が柔らかくなるのだけど、最初の塊になっている段階では結構固い。
体重をかける感じでギューっと塗り付けていく。
接着剤は粘着性が高く、気を付けていても手についてしまう。
手につくと連鎖的に色々と汚染されてしまうので、ビニール手袋をして臨む。
安物のビニール手袋は、すぐムレることもあって、汚れたらバンバン取り替えるスタンスで臨む。
100枚入が100均でも売られているほど安いので、惜しむ必要はない。
壁への接着剤の塗り付けは、理想を言うと「クシ目を斜め方向につける」とか「まんべんなく均一な塗布厚で塗る」とかいろいろあるわけだが、経験値ゼロの人間にとってはそう簡単なことではないので、あまり気負わずに作業を進める。
ある程度しっかり接着剤がついていれば、そう簡単にタイルが剥離してしまうことはないだろう。
クシ目は5mmを使用。
タイル数列分の接着剤を塗ったら、タイルの貼り付けに移行する。
なお、タイル加工が必要な部分は、あらかじめ加工しておく。
タイルを軽く貼り付けてから位置を微調整のうえ手でギューっと押さえ、ゴムハンマーで軽く叩いて圧着。
最下段のタイルはスペーサーを使って高さを固定、2段目からは目地スペーサーを使って位置を定めている。
タイル間の目地幅は4mmとし、貼り付けパターンはタイルを互い違いに貼る「馬踏み目地(破れ目地)」とした。
どんどん貼っていく。
さすが接着剤だと作業が早い。
事前予習で見たyoutube動画では、接着剤を壁やタイルへ点付けしてから貼り付ける方法が紹介されていた。
このような方法は一般的に「だんご施工」と言われるそうで、壁に接着剤を塗り付けるよりも簡単かつ手早い作業が可能なのだけど、大抵の接着剤では「硬化が遅くなり、剥離の原因となることがある」として非推奨となっている。
今回の接着剤もマニュアルによれば「だんご施工はダメ」とされていた。
でも、どうしても壁に接着剤が塗りにくい箇所があったので、最下段のタイルに限って「だんご施工」により一部を貼り付けた。
あくまでも硬化が遅くなることがあるだけであって、硬化してしまえば問題ないだろうし、もしも剥離してしまったとしても最下段なら怪我をする心配も無いので(;^ω^)
だんご施工をする場合は、接着剤外装の端を切って必要量を絞り出しながら使う方法がやりやすい。
しかし、これをしてしまうと外装に付着して無駄になる接着剤が出るので、エコな人間としては心苦しいところである。
どんどん貼っていく。
慣れれば単純作業である。
完成
出来上がり!
やっぱりタイルは良い!
一気に庭が明るくなりました。
セメントで貼り付けた時と違って、目地は入れなくてもOK。
目地がない方がシャープなイメージなので、このままにします。
総括
タイル張り付けは接着剤の方が圧倒的に楽。
接着剤の利便性を知ってしまうとセメントでの張り付けには戻れなさそう(^-^;