マルチエボのドリル系ヘッド
マルチエボという電動工具を愛用している。
この工具、ヘッドを交換することで、いろんな工具として使えるスグレモノ。
そのヘッドの数、10種類以上!!
私は、そのほとんどを持ってます。
とまあ、平たく言うとマルチエボのヘビーユーザなわけだけど、実のところ「買って失敗、使わんな…」てなヘッドもあったりする。
前回、初代マルチエボから最新版までの3世代を比較するという、全くどうでもいい記事を書いた。
今回は、その話ついでに各ヘッドについて、その有用性を吟味したい。
まずはドリル系のヘッド3種類について。
1.ドリル/ドライバー(EDD183)
穴あけ・ネジ締めといったDIYの基本作業をこなせる。
1番よく使っているが、総じて大きな不満はない。
0-800 回/分の無段変速で、ネジ締め強度は10段階、最大トルクは22N・m
30N・m以上が当たり前のプロ用と比べると見劣りするが、DIY用途なら必要十分ではなかろうか。
たまに穴あけで力不足を感じることもあるけど、高トルクすぎだと、硬い物に当たって反発した時に手首を捻挫するリスクがあるから、こんなもんでしょう。
1mm~10mmの太さのビットが装着可能。
2.インパクトドライバー(EIH183)
高トルクでネジを締められるヘッドである。
DIYを始めたばかりの頃は、必要性が全然わからず、「ドリルドライバーがあれば、こんなの不要では!?」なんて誤解していたが、今やイナバガレージ改造作業などで無くてはならない存在。
両者の違いを一言で言うなら、
ドリルドライバー:ネジを締める
インパクトドライバー:ネジを打ち込む
って感じか。
一定のトルクがかかると、ガガガガと回転方向への打撃が加わって、ドリルドライバーよりも大きなトルク(140N・m)で締め付けが可能。
木材にネジ止めする時は、基本的にこれを使う。
ドリルドライバーで「長いネジを打ち込む」「ネジの頭までメリ込ませる」といった力の必要な作業をやりすぎると、本体に負荷がかかりすぎて壊れます(経験談)。
回転数は0-3100回/分の無段変速で、上記のドリルドライバーの4倍近く高速。
重量は600gとドリルドライバーより100g重く、ズッシリ感があるけど、不思議と安定してて持ちやすい。
3.振動ドリルドライバーヘッド(EHH183)
コンクリートやレンガへの穴あけに使う振動ドリルドライバーヘッドである。
「振動ドリルモード」「ドリルモード」「ドリルドライバモード」の選択が可能なほか、回転速度も変更可能。
と、便利そうだけど、、、
正直なところ、イマイチ。
まず、メイン機能である「振動ドリルモード」。
このモードでは、ドリルが前後に細かく振動してコンクリートを細かく砕きつつ穴を掘り進められる、はずなのだが、お世辞にも穴あけ能力が高いとは言えない!
最大能力はコンクリートでφ10mmとなっているが、全然掘り進められないのだ。
使い方が悪いのだろうか?
普段は読まない説明書を熟読したが、やっぱりわからない。
もちろんビットはコンクリート用を用いての結果である。
さらに、ウルさい!
まぁ振動ドリルなので仕方ないのかもしれないが、穴あけ能力が低いのに、この騒音はどうかと思う。
なお、「ドリルモード」「ドリルドライバモード」は「1.ドリル/ドライバーヘッド」を持っていれば、あえて使う必要性が感じられない。
強いて言うなら、回転数がMAX1600回/分と3倍近く高速なので、作業効率が上がるかも。。。
その代わり200gも重いけどね。
ちなみに、振動ドリルドライバーヘッドで頑張ってコンクリートへ穴あけしようとしたら、、、壊れました。
ヘッドじゃなくて本体が( ;∀;)
それからは、別の振動ドリル↓を買って使ってます。
てことで、ドリル系ヘッドを一言で総括すると以下の通り。
ドリル/ドライバー EDD183 | インパクトドライバー EIH183 | 振動ドリルドライバー EHH183 |
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よく使う | よく使う | ほとんど使わない |
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