セメント、モルタル、コンクリート…
これらをザックリ説明すると、
セメント → 固まる原料
モルタル → セメント+砂
コンクリート → セメント+砂+砂利
ってことになる。
いずれも外構DIYでは必要不可欠なのだが、初めは素人作業で本当に硬化するのかが心配だった。
今から思えば「そんなことで?」って感じだが、とにかく最初ってのは当事者でないとわからない不安があるのだ。
特にモルタルやコンクリートは難しそう。。。
なんて思っていたらホームセンターに「インスタントモルタル」や「インスタントコンクリート」という便利なものが売っているのを発見した。
これらは、セメントに骨材(砂や砂利)が混ぜられた状態のモノで、水を加えるだけで使うことができる。
これなら失敗はない!とばかりに当初はコレばかりを使っていた。
しかし、すぐに問題に気付く。
明らかに割高!
ケチ節約家の私は、早々に自ら配合する道を選んだのであった。
てことで、現在、主に使っているのはこれ。
ホームセンターに売っている一番安いセメントである。
「ポルトランドセメント」とは、いわゆる普通のセメントのことらしい。
このセメントに砂を1:3(重量比)で混ぜたものがモルタル。
さらに、6の割合で砂利を加えるとコンクリートになる、と何かでみた。
しかし、ある人は
「コンクリートは1:2:3だ」
とか言うし、
「1:3:3だ」
と言う人もいる。
結局のところ、
モルタル = セメント+砂
コンクリート = セメント+砂+砂利
という呼称なのであって、
「環境条件や用途などに応じて、適した配合比率はいろいろ」
ってことかと思われる。
単体で固まるセメントに、砂や砂利をあえて混ぜるのはセメント単体では強度がないためである。
セメントに混ぜる砂や砂利のことを骨材と言い、これを加えることで強度が格段に向上する。
ただし、流動性が損なわれ、作業性や充填性能は低下する。
例えば、セメントを使ってタイルを貼る場合、セメントに水を加えて練りペースト状にしたもの(ノロ)を用いる。
タイルへの密着性が損なわれるため、基本的には骨材は入れないのだとか。
一方、土間を作るような場合は骨材を入れないと欠けやヒビ割れがひどくて使い物にならない。
特にガレージコンクリートのように高い強度が必要な場合は多くの骨材が必要となるため、流動性が低下して内部に空間ができやすい。
よってバイブレーターという道具を使って空間ができないよう打設する必要がある。
と、まぁその辺りまでの浅い知識までは備わるに至った。
セメントは素手で触ると肌が荒れるとされる。
最初はビビッて厳重な防備にて臨んでいたが、慣れてくると平気で素手で取り扱うようになった。
YouTubeを見ると、プロ?のような人も素手だ。
当初は、それでも肌が荒れることはなかったが、ある時から手が激しく荒れるようになった。
セメントは水分と反応し、強いアルカリ性を呈する。
やっぱり、防水性の手袋をして作業するのが正解だっだのだ(;^ω^)
てことで今では、手袋をして作業するようにしている。
湿気は通すけど水は通さないっていう透湿防水タイプがオススメです。
作成するモルタルやコンクリートが少量の場合、バケツとスコップで混ぜている。
バケツは普通のものだと、すぐに破損するため、土木作業用の専用バケツを使う。
深緑色の頑丈なバケツで、その名も「強靭バケツ」という。
スコップは100均スコップを使用。
モルタルスコップ鏝っていうモノも売ってるけど、あえて買うほどでもないかなと
ただし、頑丈そうなモノを買わないと、すぐ根元が折れます。
一方、それなりの量のモルタルが必要な場合は強靭バケツとスコップでは効率が悪い。
そんな時に活躍するのがトロ舟
そして練鍬(ねりくわ)である。
トロ舟も練鍬も、それほど高くない。
これで、バケツの時よりも比較的楽に多くのモルタルやコンクリートを作ることができる。
しかし、しょせんは人力のため、まとまった量を作ろうと何度も繰り返すと、かなり疲労困憊となる。
普通の人なら、3回ほどが限界であろう。
そこで、機械に頼れないかいろいろ調べてみた。
まず頭に浮かんだのはこれ。
コンクリートミキサー
これなら楽にたくさんのコンクリートが作れるし、ゆるめのモルタルも作れるだろう。
問題は、「まぁまぁ良いお値段」、そして「保管場所がいる」こと。
特に、しょっちゅう使うものでもないのに保管場所を取られることには抵抗がある。
悩んだ挙句、たくさんモルタルを作る時だけ「ホームセンターでレンタル」するのがベストという結論に達した。
でも、ちょっとした量を作る場合も、やっぱり機械で楽したい!
ってことで、購入したのが↓これ。
撹拌機である。
手軽に使えて、手で混ぜるよりもだいぶ楽。
「ミキサー使うほどじゃないけど手で混ぜるのはしんどい」
というシーンにピッタリな機械だ。
ただし、周りにモルタルが飛び散りやすい、押さえるのに力がいるという難点あり。
まぁ、概ね気に入ってます。
追記 : その後、物欲を抑えきれずコンクリートミキサーを購入しました。
おかげで撹拌機を使う機会はめっきり減っちゃいました。