マルチエボの切断系ヘッド
マルチエボという電動工具を愛用している。
この工具、ヘッドを交換することで、いろんな工具として使えるスグレモノ。
前回はドリル系ヘッドを紹介した。
今回は切断系のヘッドについて。
1.丸ノコ(ECH183)
丸ノコは、木材を素早くキレイな直線で切断するのに欠かせない工具である。
しかし、ひとたび使用方法を誤ると、逆方向に丸ノコが吹っ飛んでくる「キックバック」という恐ろしい現象が起こり、大怪我にもつながる危険な工具だ。
てことで、DIY初心者の頃は丸ノコを扱うのは敬遠していたけど、この丸ノコヘッドはキックバックリスクが低い。
キックバックは、切断中に刃が木材食い込むなどの反動が原因で起こるのだが、この丸ノコヘッドの回転力は弱く、刃に負荷がかかると、そもそも止まってしまう。
結果的にキックバックが起こりにくく、素人でも安全に使うことができるのである。
それでもブレードが85mmと小ぶりなこともあって、パワー不足を感じることはほとんどない。
通常の丸ノコならできる切込深さ調整や角度をつけた斜めカットはできない。
ベースプレートの位置は変更不可で、切込深さは21mmで固定されている。
よって、本格的なDIYに使うには物足りなさを感じることもある。
しかし、太いモノを切ったり角度をつけてカットする場合は、チップソーカッターなどを使うと割り切って使えば、特に不便は感じない。
通常の丸ノコは、キックバックの危険性を考慮して、少しでも体側から離れるように刃が右側にある。
でも、この丸ノコヘッドはキックバックの危険性が低いことから左側にあるので、切断ラインが見やすいく、操作性が良い。
てことで、このヘッドはDIY当初から、とても重宝してる。
このおかげで、DIYの幅が一気に広がったと言っても良いくらい。
2.ジグソー(EJS183)
木工の曲線切りに使う。
凹のような丸ノコでは難しいカットの時など、時々使う機会があるが、曲線加工はすることがあまりないので、出番は少ないかな。
最大切断能力は、パイン材45mm、アルミ5mm、軟鉄10mm。
T/Uシャンクの汎用ジグソー刃がワンタッチで取り付けられる。
3.オシレーティングツール(EOH183)
切断・剥離・研削、と色々な用途に使えるヘッド。
主には切断用途で使用し、石膏ボードの壁にコンセントを新設する時の穴あけなどで重宝している。
ヘッド部分のノコギリ刃が左右に高速振動し、刃を当てるだけで、切れ込みを入れることができる。
作業音は結構うるさいけど、石膏ボード程度ならサクッと切れちゃいます。
このツールを使わない場合は、「穴あけ → そこを起点にノコギリでギコギコ」ってな作業をしなければならないので、けっこう手間。
切り口も美しく仕上がるし、気分も良い。
丸ノコに比べると非力だけど、根元からのカットや狭い範囲での切れ込みなど、他のツールでは対応できないシーンでは唯一無二な存在である。
4.マルチのこぎり(ERS183)
ジグソーよりも強力な電動ノコギリって感じのヘッド。
木材やプラスチック類、金属類が切断できるが、精度の高い切断は難しい。
主な用途は、粗大ゴミの解体、枝木の剪定。
うーん、あえてこれを使うシーンはなさそう・・・
てことで、既に手放してます(^-^;
5.マルチはさみ (EMS183)
チョキチョキを自動でしてくれるハサミ。
ジョキジョキっと力強く切っていくイメージだったけど、実際はかなり小刻み(1500回/分)かつハサミの根元部分だけで切る感じ。
そもそもハサミ先端までは閉じない(^^;)
手動では手間のかかる柔軟性のある厚手のカーペットやレザー、金網、薄い鉄板といった素材をスピーディにカットすることができる、という触れ込みなんだけど、そういった作業をしないので、ほとんど使わずに手放しました。。
6.ガーデンエボ(GEVO183N)
芝の際刈り、庭木の剪定などに使うヘッドセット。
枝切ヘッドはジグソー(EJS183)と刃の向きが逆ってだけなので、枝を切るのは大変そう。。。
芝生バリカンは刈込高が調整できないので使いにくい。
以上まとめると↓こんな感じ。
丸ノコ ECH183 | ジグソー EJS183 | オシレーティングツール EIH183 |
よく使う | たまに使う | たまに使う |
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マルチのこぎり ERS183 | マルチはさみ EMS183 | ガーデンエボ GEVO183N |
使わない | 使わない | 使い勝手が悪い |
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