おしゃれな花壇をDIYしたい ~その4 モルタル造形ぽいの~

外構DIY

モルタル造形ぽいのを作りたい

前回、モルタルで花壇の外形を作った。

理想は、背面のタイルとマッチするよう同じタイルを貼りたいのだけど、曲面にはタイルを貼ることができないので、着色でしのぎたい。。

 

具体的には、タイルと同じような色を花壇に塗りたいと考えている。

もっと言うとモルタル造形ぽいことをしたい。

 

モルタル造形

モルタル造形とは、硬化前のモルタルを成形して着色することで、岩や木材のような風合いを再現する技法だ。

テーマパークで多用されているあれである。

 

このモルタル造形、まさに職人技なので素人には到底無理!かと思いきや、ネットで「モルタル造形 DIY」などと調べると、趣味で楽しむ人も意外と多いことに驚く。

そんなのを眺めてると、自分にもできそうな錯覚に陥ってきて、ダメもとで挑戦してみようという気になった。

一発勝負のモルタル成形と違って、色付けはやり直しできるから気持ち的に楽なのだ。

 

下地

まずは下地。

 

塗料の付着性を高めて耐久性をだすため、下塗りシーラーを塗る。

シーラーは色々種類があるが、安さで選択(^-^;


 

シーラーを適量トレイに出し、ペイントローラーに含ませて塗っていく。

トレイは再利用できるようにラップで巻いてから使ってみた。

まぁ百均のトレイなので使い捨ててもいいんだけどね。

 

シーラーは乳白色だけど、塗ってみると透明。

濡れたような色合いになる。

 

塗ったらいったん乾燥させる。乾燥時間は夏は1時間、冬は3時間とのことなので、間を取って2時間ほど乾燥させた。

 

塗装

塗装にはエクステリアに使える水性塗料を選んだ。

 

ベースの色塗り

塗装の目標は「壁のタイルと同じような風合いに仕上げる」こと。

まず、かなり白めに調色。ベースの色として塗っていく。

 

塗れました。

白が反射して目がくらむので、途中からサングラスかけて塗りました(;^ω^)

 

この段階では、目標とする後ろのタイルの色合いとはかけ離れているが、まぁベースの色なのでこんなものだろう。

 

塗装

で、ここからが本番。

目的の色を作るために色を調合する。

予想はしていたが、これがかなり難しい。トライ&エラーを繰り返し、似てそうな色ができたので、とりあえず塗ってみた。

 

さらに、色合いに厚みを出すべく霧吹きで吹いたり、タオルやスポンジで叩いたり。

 

うーむ、始める前から薄々気付いてたのだけど、表面の質感がタイルのそれと違うので、同じようにはならないね。。

 

人間の目は、2色を見比べていると段々同じ色に見えてくるらしい。

調色して塗っている時は近い色合いに思えたのだけど、時間をおいてみるとチョット違う色だった(@_@)

 

てか、ツヤ消し塗料で塗らんとダメやん!と今さら気付いたΣ( ̄ロ ̄lll)

近所の小規模なホームセンターには「ツヤあり」塗料しか売ってなかったので、ツヤ消しを買うという概念自体がなかったわ。

 

気を取り直して、ネットで「ツヤけし」塗料を注文。

 

調色

さらに、自分の技量では感覚で調色するのはキツイということがわかったことから、色を数値化して近似色を作る作戦に変更する。

いわゆるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)ってやつだ。

写真データから色を抽出するスマホアプリを使うことで、目的とするタイルの色は大まかにシアン0%、マゼンタ6%、イエロー11%、ブラック13%であることがわかった。

ちなみに、CMYKで数値化できるスマホアプリはいくつかあるみたいだけど、そんなに時間をかけて吟味することでもないかと思って、テキトーに「Color Harmony」というアプリを使いました。

 

次にこの近似色を作り出す。

本来なら純粋なマゼンタやイエロー、黒、白を使いたいところだが、ツヤ消し塗料でそのものズバリな色はない。さらに得られたCMYKの数値はあくまでも目安であって、光の当たり具合などで数値のブレが少なくないので、結局のところ微調整は感覚に頼らねばならない。

てことで、まずは赤と黄を1:2くらいで混ぜ、黒を加えて色合いを合わせる。色が近くなれば白で濃淡を調整する、という手順で調色してみた。

 

で、塗ってみた結果がこちら。

 

うーん、いまひとつ微妙。

再び調合し直し、上から塗ってみる。。。てなことを3回くらい繰り返し。

 

なんか自分でもよくわからなくなってきたが、少なくとも自分には色付けのセンスが無いことはわかりました(^-^;

理想は、背面のタイルの風合いに合わせたかったけど、あえなく断念。

冷静に考えれば美術的才能が皆無な人間が挑戦して成功するわけがなかったわ(;^ω^)

 

以上、色付けはいつでもやり直せる!という言い訳のもと、次のステップに移ります。