ゆめやかた

雑記
毛越寺へ行ったあと、歩いて中尊寺へ向かった。
観光案内所でもらった地図によると、それほど離れていない気がしたのだ。
知らないところを歩くと、思わぬ発見があったりして面白い。途中、平泉文化遺産センターへ寄る。なかなか勉強になる施設だった。そしてなんと無料!!

館内は撮影禁止だったので写真はないが、有料でもいいのでは?と思えるような充実した施設である。

 

この平泉文化遺産センターの正面には熊野三社という神社がある。

 

やたら綺麗な神社だなと思ったら、平成22年に建て直したらしい。
熊野から神様を呼んでくる神社って、珍しいのかなと思ったが、、、
wikiによると、
「熊野神は各地の神社に勧請されており、熊野神を祀る熊野神社・十二所神社は日本全国に約3千社ある」とのこと。

さすが熊野大社。すごい影響力である。

 

おみくじは、まさかの自動販売機(^_^;)

 

熊野三社の次は、いよいよ中尊寺へ!

と思ったのだが、途中すごく気になる看板を発見した。

「奥州いにしえの丘 ゆめやかた 奥州藤原歴史観」の看板だ。

けっして、さんま祭りに惹かれたわけではないことは強調しておきたい。

 

開業20周年とのことで、なかなかの老舗である。
しかし、入口の「かもめキャラ」がB級感を感じさせる。
この「かもめキャラ」は、カモメの卵というお土産菓子のキャラのようだ。

 

ここは奥州藤原氏の栄枯盛衰を蝋人形で再現した施設である。

最近値下げした様で、700円か800円くらいだった。

蝋人形館としては安い。

後日聞いた話によると、蝋人形って高いものでは数千万もするそうな。

 

館内は撮影OK。
このシールの後付感からして、たぶん昔は撮影禁止だったものと推測される。

 

で、入っていきなり、これである。

 

松尾芭蕉がぺらぺら喋るというシチュエーションのようだ。
すこし聞いていたが長い。
入口でどんだけ足止めするのかと。

そして、蝋人形がリアルすぎて怖い! 

ということで、こういうのに耐性がない人は行かない方が良いでしょう
出たところにあった感想ノートからも、その恐怖が見て取れます(笑)

 

以下、蝋人形館好きですよ!というあなたのために、勝手に名場面解説をします
(独断と偏見による脚色、改変がかなり有)
蝋人形苦手な人はページを閉じるのが賢明でしょう。

 

藤原清衡(きよひら)「おい、朝廷に貢物しておいたか?」

清衡の妻「今月も黄金のモナカを贈っておきましたよ。ひっひっひ」

清衡「朝廷内部では源氏と平氏が争っておるし、奥州藤原一門は当分安泰やな~」

 

義経「清盛に殺されそうになったけど、奥州藤原氏にかくまってもらって大きくなったよ~ 戦がしたいぜ!!」

 

兵士1「あきませんよ、秀衡(ひでひら)さんの言うことも聞かず、源平合戦に参戦なんてしたら!」

 

義経「うるせー!そんな腰抜けは、こうだ!」

 

義経「あっ、調子のってたら兄ちゃんに命狙われる身になっちゃった」

 

義経「秀衡さん、またかくまって下され。一生のお願いっす!」
秀衡「だから行くな言うたやん。仕方ないな~」

 

泰衡(やすひら:秀衡の息子)「おとっちゃん、そんなヤツかくまったら、こっちが危ないで!」

 

弁慶「秀衡が病死した後、泰衡が義経ドンを襲ってきたぞー!」

 

泰衡「頼朝の言うこと聞いて義経殺したのに、結局ワイも殺されるなんて!あんまり
や!!」
「全部、義経のせいだ!!」

 

こうした怨念が、ここ平泉は未だに渦巻いております。

あっ、蝋人形に圧倒されて、サンマのこと忘れてた!!