羽黒山の奥深さ

雑記

山形県鶴岡市にある羽黒山(はぐろさん)へ行った。

標高414mと低いので安心である(根性なし)

羽黒山には、出羽三山(羽黒山・湯殿山・月山)の神が合祭されており、古くから山岳信仰で有名だったそうだ。

外国の人にも人気なのか、英語の案内板も設置されている。

なかにはこんな大きな案内板も!

参道には立派な杉並木が続いている。

 

なかなか神聖な雰囲気だ。
さすが国の特別天然記念物に指定されているだけはある。

 

この神秘的な空間を満喫したかったのだが・・・

ここに来る前に、いろんな所で道草したせいで、日没まで時間が無い!

急いで石段を登る。

 

けっこう、きつい。

 

途中、五重塔があった。

森の中に突如としてある。

 

風雨にさらされて、けっこう痛んでいる様に見える。

が、特に何の対応策もされていない。

文化庁よ、これが国宝の扱い方か。

と思ったけど、この色あせた感も風情があってよい。
いかにも山寺といった感がある。

 

近くには「爺杉」というデカイ杉(神木)もある。

 

標高もたいしたことないし、整備された参道だから…となめていたが、しんどいわコリャ。
三の坂にある「埴山姫神社(はにやまひめじんじゃ)」前で休憩する。

 

ここは縁結びの神様が奉ってあり、パワースポット出羽三山の中で最も人気のスポットである(たぶん)。

夕暮れ時のためか、辺りに人はいない。

山頂でお守り800円を買うと同封されてくる「赤い紐」を下山時にこの神社に結ぶと、男女が出会うというシステムなのだそうな。

 

しかし、びっしり結ばれた赤い紐からは、言い知れぬ重々しい念を感じる。

辺りが薄暗くなってきたせいか?

やっとの思いで、2446段の石段を制覇。
こりゃしんどいわ。

 

恐ろしいことに、この石段を走破するマラソン大会が翌日開催されるとのこと。

 

早歩きで一気に登るのもしんどいのに、走って登るなんて!!
想像しただけで、心臓爆発しそう。

 

境内は改修工事が進行中の模様。

 

なかなか彫刻が凝っていてスゴイ。

 

この素晴らしい彫刻の数々が、雨ざらしでよいのかと思ってしまう。
それほど美しい。

 

大きい狛犬が凛と立っていた、というか座っていた。

 

もっとゆっくり見たかったなぁ(;_;)

 

暗闇が迫ってきたため、渋々下山することにした。

 

下りはさすがに速い。

 

薄暗いなか、一人で参道を歩くのは心細かった・・・
(写真は高感度で撮っているので明るく感じるけど、実際はかなり暗いです)

 

なんとか真っ暗になる前には下山できました。

 

博物館にも行けなかったので、また来れたらいいなぁ