ある本によると、
「東京都知事は首相や大統領よりも力を持っている」
とある。
直接選挙で選ばれるため、大きな権限を持っているうえに、年間予算額は12兆円!!
一小国家よりも大きな予算を操っているのである。
そんな東京都政の中心地、東京都庁へ行った。
このメカメカしい建物は1991年にできたとのことであるが、内部はとても綺麗。
そこらの地方の県庁とは違って、空間の使い方は贅沢だし、なんといっても明るい。
廊下も広い。
まずは展望台へ行くことにする。
なんと展望階(45階)まで直通のエレベーターがある。
そしてエレベーターガール?までいるではないか!
といっても、一緒に乗り込むわけではなく、開閉と階のボタンを押すだけである。
こんな人員いるか??
さすが東京都、人員の配置にも余裕を感じる。
テロ対策とのことで、エレベーターへ乗る前に持ち物検査が実施される。
が、これも「とりあえずやってます」的な超簡易なもの。
正直、やる意味あるのか疑問。
まぁ多少の抑止力にはなっているのであろう。
高速エレベーターで一気に展望階へ到着。
建物の高さは243 mということで、完成当時は日本一の高さだったとのこと。
さすが東京!
展望階はすごく開放感のある空間が広がっている。
この高さから東京の街を見ながら仕事してたら、なんだか偉くなった気がするだろうなぁ
次は、お昼前だったので食堂に行くことにする。
都庁にはいくつか食堂があるようだが、今回は32階の食堂へ行った。
なかなか美味しそうである。
価格は他県庁の食堂なみか。
勤務時間が終わると、ビールも飲める!?
しかもなんと半額!!
と思いきや、17:30から開店で18:00までの注文というチョー限られた時間だけ。
飲酒して公務を行ってはいないだろうから、仕事が終わったら速やかに来る必要がある。
そして閉店は21時という健康的な時間。
さすが公務員!
にしても、メニューが多い。
この階だけで、2件も食堂が入っているのである。
何を食べようか、いろいろ迷った挙句に、オムレツを注文した。
美味い。
こりゃええわ。
某県庁と大違い(どこだ!?)
ところで、都庁では皆、当然のようにエレベーターを使用する。
エレベーターは電気代がもったいないという理由で、階段使用を奨励するところは多いが、ここは階段を使おうという人が全然いない(ように思われる)。
というか、階段がどこにあるのかわかり難い。
違う階から降りてきて初めて入り口がわかったほどだ。
ちなみに、これ↓が入り口の写真である。
忍者屋敷の隠し扉としても通用するくらい、わかりにくい。
おまけに階段はせまい。
自分が使った階段だけの話かもしれないが。。。
非常時は大丈夫だろうか。
次に、「全国観光PRコーナー」なるコーナーを見学する。
都にとってみれば、他県のPRする必要性などまったくないと思うのだが、東京都の懐の大きさを感じるところである。
結構熱心に見て、パン フレットを取っていく人が多いので、それなりにPR効果はありそうだ。
しょぼいパンフだけの県もあったりで、「もうちょっとガンバッて!」と思ったりした。
最後に、猪瀬元知事がバックに札束を入れる演技をした都議会を見学した。
こちらは観光客があまり来ないのか、全然人気(ひとけ)がない。
東京都庁、なかなか楽しい観光スポットでした。
あなたも是非。