外観よりも中身に金をかけたい!
そう考える人は少なくない(はずだ)。
しかし、実際に家のことを知り始めると、
「やっぱりタイルの方が重厚感がある」とか、
「家と庭との一体感が・・・」とか、
外観に、こだわりが生まれてしまう。
特に、素敵なモデルハウスばかり見ていると、いつの間にか妄想がどんどん膨らんでいくのだ。
↓ダイワのモデルハウス
また、人様の家を見て
「この家は良いタイルを使っているなぁ」とか、
「あ、ここはタイルと見せかけたサイディングか!」ってな感じで、
素直に家を見ることができなくなる。
さらに重症化すると、
「ふむふむ、このタイルはセラヴィオシリーズだな」とか、
「お!ここは天然石のエクセンシアを使ってる!!」とか、
一緒にいてメンドくさい人間となるのであった(^_^;)
美的観点と言えば、真四角な家はダメで、凸凹させた方が良いのは常識らしい。
しかし、凸凹させると坪単価は高くなる。
外壁の面積が大きくなるためだ。
うちはできるだけ坪単価を安く済ませようと、ほとんど真四角に近い形とした。
しかし真四角な平屋は、公民館みたいな外観となりがち。
妻は「公民館みたいな平屋は嫌!」と言う。
そりゃそうだ。
なので屋根形状は↓このような切妻は却下。
↓寄棟(よせむね)なんてのも公民館そのものなので却下。
招き屋根という形状にした。
これだけで200万アップくらいだったかな。
今から思えばかなりのアップだ。
ただし良い事もある。
太陽光パネルがたくさんのせられます。
外壁はタイルを採用。
タイルは導入コストが高いので、外観よりも内装にお金かけたい人間としては、サイディングにするつもりだったけど…
・サイディングは目地部が紫外線劣化するため、約30年でやり直す必要あり
・タイルは完全にメンテナンスフリー
てことで、長期的に考えるとタイルがお得!という営業トークに背中を押されてタイルを採用。
でも平屋ならメンテナンス費用もそこまで高くないし、今から考えれば、サイディングでも良かったかな(;^ω^)
選んだのは「カサータ」というLIXILのタイル。
汚れが目立ちやすいかなぁとも思ったが、タイルの場合は高圧洗浄機で汚れを落とせるので、あえて膨張色の白系タイルにした。
破風も白にしてしまったが、黒系にした方が締まってよかったな、と少し後悔。。。
汚れも目立つし。
タイルは高い。
外壁タイルを選択したら、平気で200万円ほどアップした。
タイルを勧めているハウスメーカー、例えばセキスイハイム等はもう少し安くて、+100万円くらいだったかな。
基本的に皆がタイルを選ぶと、出荷ロットが多くなり、コストダウンが図られるとかなんとか。
ダイワハウスの場合、サイディングで建てるお客さんが多いみたい。
ダイワハウスのタイル外壁は、サイディングの上からタイルを貼る方式である。
断熱材やサイディング部分は工場で作成し、タイルは現場で職人さんが貼っていく。
なお、最初チョイスしていたのは「セラヴィオR」というタイルであった。
理由は明快、一番安いからである。
しかし、せっかくやるなら
「うちはタイルでーす!!」と主張できる大きめのタイルにしようと再考。
リクシルのショールームに出向いてカタログを入手し、熟読した。
で、選んだのがセラヴィオRとリクシルのカタログ上では同じ値段の「プレリュード」
意気揚々と営業さんに「これでお願いします!」ってお願いしたら・・・
な、なんと3,000円/㎡近くも金額アップするとのご返答。
ダイワチョイスのタイルは、ダイワとLIXILの価格交渉により、かなり安くおさえられているが、ダイワのカタログに載っていない物は通常価格になってしまうらしい。
3000円/㎡って聞くと頑張ろうかなぁとも一瞬思ったが、トータルで見ると結構なアップなので、渋々あきらめて、おとなしくダイワカタログから選んだのがカサータだったという流れだ。
セラヴィオRより高いものの、その差額も1,000円/㎡程度と最小限。
他に魅力的なタイルがたくさんあるんだけど、、、
上を見るときりがない・・・(*_*;
外壁選びは、欲望や見栄と財布事情の”せめぎ合い”です(笑)