ネットで単管パイプ系DIY情報を検索していると、単管パイプに色を塗る事例を多く目にする。
単管パイプでウッドデッキを作る場合、最終的に単管が見えるのは束足の一部だけであるが、やはりここは塗装することで「工事現場」の感じを少しでも払拭しておきたい。
また、束足以外もウッドデッキの板のすき間からもチラ見えしそうだし、サビ対策という意味でも全塗装することに決めた。
全塗装するなら、なるべく単管を組む前に塗装した方が楽。
てことで、まだ根太はまだ設置していないけど、塗装にうつる。
塗料
塗装は主張が激しくない「つや消し黒」の水性タイプをハケ塗りする。
塗装自体はスプレーの方が楽だけど、組んでしまった単管パイプとなるとマスキングの手間がある。
また、油性の方が耐久性が高くて速乾性もあるのだが、ローバル(防サビのための亜鉛メッキ塗料)の上塗りに油性塗料を使うと塗膜の再溶解が起こる可能性があるらしい。
そもそも、ローバル公式サイトによれば原則上塗りはオススメできないが、亜鉛めっきに相性が良い水性上塗り塗料、及びスプレー塗装、エアゾールタイプでの直接塗装は可能と記載されている。
原則オススメできないと書かれるとひるむが、素直に読めば油性塗料をハケ塗りしなければ問題ないとも読める。
塗装する
まずは完成後に目に留まりやすい束足だけを丁寧に塗装。
その後、前回作成したクランプ(ローバルに付け込んだモノ)を少し塗装してみた。
亜鉛メッキに異変があればクランプ部分の塗装は諦めようかと思ったが、さいわい特に問題はなさそう。
油性塗料を塗ると、半年後くらいに割れてくるなんて情報もあったが、水性塗料なので大丈夫と信じ、このまま全体塗装することに決定。
束足以外はほとんど見えないので、色ムラなども気にせず大雑把に塗り進める。
と、ここで問題発生!
単管キャップが塗れない!!
塗料をはじいてしまうのである。
重ね塗りして無理やり乗り切ろうと試みるもダメ。
どうやら、キャップは塗料の密着性が悪いPP(ポリプロピレン)製らしい。
イエローのキャップは、ウッドデッキの板の隙間からでも目立ちそうなので、なんとか塗装したい。
そこで「PP 塗装」とか調べてみると、プライマーを使えば良いらしいことがわかった。
さっそくホームセンターで探してみるが近所には売られていなかったので、面倒になってAmazonで注文。
意外と安い。
さっそくプライマーをハケでサッと塗って乾燥させる。
透明なので、塗っても見た目は変わらない。
で、改めて上から塗料を塗ると、、、
おお!普通に塗れた。
プライマーってすごい!
こうして全塗装が完了。
単管パイプ感が薄れて良い感じになりました。
おまけ
塗料缶のフタを開ける時、いつもマイナスドライバーでこじって開けていた。
それが当然と信じて疑わなかったし、他の方法があるかもしれないという思考回路もなかった。
マイナスドライバーで塗料缶を何度も開けてると、フタの縁がめくれあがってしまって、開けにくくなる。
それでも何とか頑張ってた。
だって、そういうものだと思い込んでたから(;^ω^)
そんな折、偶然にもホームセンターで缶オープナーなる専用道具を発見した。
100円くらい。安い。
こんなものがあったのか!
てことで、さっそく使ってみたら、、、むっちゃ楽!!
これまでの苦労は何だったのか。
とある本に「バカの問題は自分がバカであることに気づかないことだ。なぜならバカだから」とあった。
知らないことを知らなければ対処のしようがない、これをダニング=クルーガー効果というらしい。
ダニング=クルーガー効果を身をもって体験した瞬間でした。
次回はいよいよウッドデッキの板を貼ります。。。
