有線LANポートを新設したい! ~ ついでにコンセントも #2

室内DIY

前回、キッチンカウンター上のコンセント部分までLANケーブルを通線した。

今回は、本来の目的である足元まで延伸し、LANポート(モジュラジャック)とコンセントを新設したい。

 

壁内構造の確認

まずは進路を阻む胴縁の位置を確認すべく、安モノのビデオスコープで壁内部を確認してみることにする。

 

コンセントを壁から外してカメラを挿入。

 

思った方向にカメラを動かすのが難しいなぁ。

 

カメラ解析の結果、壁内の構造が明らかとなった。

胴縁はコンセント穴から目視できないが、カウンターの高さ付近にあって、かなり近い。

また、もう一方のコンセント穴との中間に間柱があり、その脇の胴縁に穴が開いていて天井裏からのケーブルが通されている。

 

よって、既存ケーブルが通っている穴を利用し、LANケーブルを通すのが理想的だが、これはかなり難しそう。

 

とりあえず、このコンセント裏部分で中継コネクタを使ってLANケーブルを継ぎ足しする。

フラットケーブルなので、無理に穴を通そうとして断線したら面倒だし、将来的にコンセント部分にLANポートを設置する可能性もあるかもだし。

まぁそもそも、ケーブルの長さがギリギリ足りなそう、、、ってのが一番大きな理由だったりする(^-^;

しかもコネクタの対応カテゴリ6なので、ボトルネックになるのだけど、まぁとりあえずはいいか。

後々やり直しが効くし。

 

胴縁への穴あけ

ビデオスコープで確認しながら通線ケーブルを操作して穴に通す、という方法を一応は試みたものの、全然うまくいきそうになくて早々に諦めた。

穴の大きさには余裕があるのだけど、通線ワイヤーをうまく操って穴に通すことができないのである。

 

てことで、手っ取り早い方法として、胴縁に新たな穴を開けて通線することにした。

フレキシブルシャフトにボアビットを装着。

 

コンセント穴から突っ込み、真下の胴縁に穴あけする。


 

穴あけ部分は目視できないため、感覚で掘り進める必要がある。

もしビットが斜めのまま掘ってしまうと、最悪の場合は壁を突き破るので割とシャレにならない。

そこで、あらぬ方向に意図せず穴あけしちゃう可能性のある一般的な先ネジタイプの木工ドリルは使わず、徐々にしか穴あけできないボアビットを使った。


一般的な先ネジタイプ

 


ボアビット

 

なかなかじれったい作業だったけど、ビデオスコープで状態を確認しつつ慎重に進め、無事貫通。

 

キッチンカウンター内への引き込み

胴縁を通したら、早々にキッチンカウンター内へ引き込む。

足元まで壁内を通線したい気持ちもあるけど、胴縁の穴を通し、かつ離れた場所にある穴から通線ワイヤーを出すのは手こずりそうだったので楽な方に逃げました(^-^;

 

穴の位置が大きくズレないよう、レーザー墨出し器で穴あけ位置を決定。

 

レーザー墨出し器は、ボッシュのQUIGO PLUSを重宝していたのだけど、かなりの悪条件で酷使した結果、先日とうとう壊れてしまった。

同じものを再度購入するのも芸がないかと思い、チョイ本格的な山真製を購入して使ってるけど、結局はDIY用途ならQUIGO PLUSで性能十分だった、と今は思います。

先ネジタイプの木工ドリルで穴あけ。

 

コネクタ付きのLANケーブルを穴から引き出すのはキツかったので、コネクタを切断。

 

コンセント裏で分岐した100V電源と共に引き出した。

 

LANポート&コンセント部材

LANポートとコンセントは横並びタイプとする。

基となるのはこれ。


 

一方のコンセントを取り外し、LANポート(モジュラジャック)を取り付ける。

LANポートは中継コネクタ同様カテゴリー6をチョイス。

6A以降はチョット高いので、後々必要となれば変更するスタンスで臨む(^-^;

 

装着完了。

 

一旦、取り付け予定箇所に仮置きしてみる。

キッチンカウンター足元部の↓このあたりかなぁ。

 

取付穴あけ

設置箇所をくり抜くため、エンピツで大まかにカットする場所をマーキング。

 

ドリルで角部分を穴あけする。

 

で、穴あけした箇所を起点に押し切りタイプのノコギリで切っていく。

やわらかい集成材のため、カンタンに切り進められた。

 

意外とサクッと穴あけが完了。

木くずがスゴイので、掃除機で掃除して次の工程に移る。

 

LANポート&コンセント設置

取付穴は、どうせ見えなくなるのでキレイにカットする必要はない。

しかし、キッチンカウンターに汚い穴があいているのを妻が見ると無用なショックを受けるだろうから、目撃される前に隠してしまいたい。

 

LANケーブルをストリッパーでむく。

カテゴリ7対応のケーブルなのでシールドがある。

 

LANポート側はカテゴリ6にしか対応していないので、シールドは無意味。

チョキチョキっと切って、中の電線を露出させる。

 

LANポートの溝に指定の色の電線を接続。

 

フタで圧着し、飛び出している電線を切ってLANケーブルの接続が完了。

100V電源も接続した。

 

テスターで、LANケーブルが問題なく接続できているかをチェック。

何かのオマケでついてきて正常に動くのかも怪しかったけど、テスターもLANケーブルも問題ありませんでした(^-^;


取り付け穴にネジ止めする。

 

カバーをつけて完成!