胆沢(いさわ)平野は岩手県にある扇状地である。
ここでは昔から水田に使う水の確保に苦労していたそうで、時には、取水をめぐって地区間で流血の争いをしたとか。
各地区へ繋がる農業用水路へ、平等に水を分配するにはどうすればいいか。
その解決策として、昭和33年に国の事業で製作されたのが、円筒分水工(えんとうぶんすいこう)である。
てことで、この円筒分水工がいかなるものなのか見に行った。
国道397号線沿いの観光案内所が目印である。
その向かいなので、わかり易い。
ボタンを押すとダークダックスの「銀色の道」が流れる機械がある。
雪が降り積もった国道397号の愛称が「銀色の道」であることに関連しているらしい。
よくわからんけど。
国道392号線はこんな感じ。
で、お目当ての円筒分水工だけど・・・水がなかった(;_:)
稲刈終わったからか?
実際に稼動している時はこんな感じらしい。
「日本一の比較」と題して、防府市(山口県)の円筒分水工とのスペック比較がある。
外径、内径ともに山口県のものの方が大きいが、流量や受益面積では勝るのだという。
このことから導かれた結論としては、ここが日本一!とのこと。
あまり納得はいかないが、「日本一」「世界一」と、さらりと書いてあるだけのところが多い中、ちゃんと比較表を提示するあたりは好感が持てる。
施設説明はボロボロだが、わかりやすい。
まぁ、構造が簡単ってのもあるのだが。
この施設にはいろいろ遊べるところがある。
しかし、いかんせん施設の小川に水が流れていないので遊ぶことが出来ない。
足踏み水車があった。
水車を足で踏んでまわし、高いところに水を組み入れる装置だ。
水はないのだが、せっかくなので遊んでみよ~と、
体重かけたら、水車が勢いよく回って・・・ぎゃー 足が巻き込まれた!!
水の抵抗がないのですごく軽かったのである。
足首折れたかと思ったわ。
早朝で誰にも見られなかったのが、不幸中の幸いであった。
「危険ですので子供だけで遊ばせないように」
という張り紙があったが、大人でも危険やわ、これは!
あとでシップ買いました。
近くにあった啓発看板の文言が身にしみます。