「土柱」と書いて「どちゅう」と読む。
扇状台地が風雨により浸食されて、柱状になったものをそう呼ぶそうだ。
なんと徳島県には「世界三大土柱(奇勝)」のひとつがあるという。
アメリカのロッキー山脈、イタリアのチロル地方と並ぶというのだから、恐らくすごいのだろう。
そうに違いない!
てことで、徳島県阿波市にある「土柱」を訪れた。
駐車場前には、すでに土柱らしきものがある。
はやる気持ちとは裏腹に、辺りに観光客の姿は皆無。
あまりガイドブックには載っていないせいか。
駐車場近くには「レストパーク土柱ドンドン」なるものがある。
語呂はいい。
ただし、閉まっている。
「土柱パラダイス」なるものもある。
そして閉まっている。
「土柱ランド 新温泉」は・・・
やっていました(*^_^*)
とりあえず、訪問客がいることに安心。
展望台は2つあるようだ。
遊歩道もあり、30分で一周できるのだという。
遊歩道はきちんと整備されていて歩きやすい。
身障者用駐車場から、展望台までは高低差もそれほどなく、車椅子にも配慮したつくりといえる。
バリアフリー的に見ると、好感度は高い。
低い方の展望台へ数分で到着。
大迫力の土柱を一望することができる。
これはすごい!!といえばすごい。
しばし眺める。
説明によると、夜間は22時までライトアップされるようだ(夏)。
夜にも訪れてみたくなった。
こういう所がいっぱいあるのかと思いきや、これで終わりのようだ。
30分かけて遊歩道を歩いても何もなさそうなので、隣接する「土柱そよ風広場」へ行ってみる。
が、ただの公園だった。
そして誰もいなかった。
途中、こんな看板を発見。
なんと、車で頂上まで行けるらしい!
ここのバリアフリーは完璧だ。
せっかくなので頂上まで行きました。
そしたら、なんと柵はナシ。
これは恐い。
下を見たら、尾骨あたりがゾクゾクした。
山頂には「土柱ランド 別館」がある。
営業はしていない。
これはどう見ても廃墟だ。
誰もいないと思ってたら、ボソボソと人の声が聞こえてきてびっくりした。
廃墟の屋上にオジサンと女性がいたのである。
怪しい関係だなコリャ。
(写真右奥をご覧ください)
阿波の土柱は、観光客が全然いないので、気ままに楽しめる観光スポットでした。