ガレージDIY 床をタイル張りに【その6 いよいよタイル貼り付け】

イナバガレージDIY

ガレージ床にタイルを貼る時がきた。

まず、水糸を張る。

水糸とは、タイルやフェンスを一直線に施工する目印として使われる使伸縮性のある細いヒモ。

 

この水糸なしでタイルを美しく配置するのは難しく、プロでさえ省略する人は稀である。

 

ただし、最初のタイル列は壁に沿って貼るので、水糸なしでも問題ない気もする。

でも、この少しの手間を惜しんで失敗したらリカバリーに多大な労力がいるので、ちゃんと水糸を張りました。

結果、タイルの高さの目安にもなったので、やっぱり張ってよかった(^^

 

下地の高さは少し低めにしているので、調整しながらタイルを貼り付ける必要がある。

高さ調整にはネットで見かけたバサモル(水を加える量が少ないバサバサのモルタル)やカラモルタル(水をごく少量しか加えないモルタル)を使う方法にならってみた。

 

ドライアウト防止のために散水したら、バサモルで高さを調整。

ノロ(セメントを水で溶いたもの)をつけてタイルをのせる。

ノロは粘り気のあるスムージーのような柔らかさに調整した。

 

タイルをのせたら水平を確認しつつ、ゴムハンマーで叩いて目的の高さに合わせる。

タイル間の間隔はスペーサーを使って調整。

 

最初は水平を取るのがなかなか難しかったけど、慣れればどんどん進められました。

 

タイルが沈み過ぎた場合は、一旦タイルを剥がして貼り直す。

面倒だけど、高さを均一にしないと、床が凸凹になって後悔するのは目に見えてるし(^^;)

 

ドンドン貼っていきます。

 

奥から2列分を貼りました。

 

でも、実はバサモルカラモルで高さ調整する工法は強度に問題があるらしい。

薄々気付いてたんだけど、セメント硬化後にタイルを叩いて打音確認したところ、内部空洞がありそうな高い音だったのでコリャだめだと確信。

奥のタイル2列に車のタイヤが載ることは考えられないので、やり直す必要はないだろうけど、3列目からは普通のモルタルでカサ上げをするようにした。

 

高さ調整をしていると、タイル表面がノロで汚れてしまうことが多々ある。

この場合、下手に拭くとタイルがゆがんでしまいそうで怖かったので小一時間ほどは触らず放置し、少し硬化してから拭いていた。

 

後々わかったけど、実はタイル表面の汚れは直後に拭き取った方が楽。

 

確かにゴシゴシ拭いてしまうとタイルが動いてしまう恐れがあるけど、塗れたスポンジで軽くふけば大丈夫。

硬化してしまうと白華汚れにもつながるし、いろいろ厄介です。

タイルの貼り付けは正確性が命。

特に気を付けたのは次の3点。

①水平

②目地幅一定

③隣のタイルと同じ高さ

 

これらに気を付ければ、最初のタイルがゆがんでいない限り、キレイに貼れるはずである。

 

週末ごとに10枚程度ずつしか貼り付けできなかったため、けっこうな期間が費やされました。

 

で、とうとうタイルカットの必要な箇所まできました。

 

タイルカットは煩わしいし、できれば避けたい。

でも、どうしても避けられないことが多いんよね。

 

今回も以前と同じようにグラインダーを使ってカットします。

 

で、貼り付け。

 

良い感じに納まりました。

 

カップボード前の斜めカットもこの通り。

 

 

タイルDIY作業中は思わぬところにモルタルが飛散する。

作業性のみを重視して、ガレージ内でまぜ太郎を回しているためだ。

 

モルタルが付着して硬化前に拭き取れば問題ない。

また、硬化後でも取り除くことは可能なので、神経質に考えすぎる必要はない。

 

でも、いずれにしても面倒ではある。

よって、可能な限り飛散を防止したい。

てことで、途中からはモルタルが飛散しそうな部分をブルーシートで覆って作業した。

 

ブルーシートの標準的な大きさは3.6×5.4mで、その重さが約3000gのものを3000番、2000gだと2000番・・・と呼ぶそうだ。

当然軽い(薄い)方が安く、最も薄手の1000番台のモノはかなり安い!

これなら、養生用に使用して使い捨てても惜しくはないわ。

 

こうして、とうとう入り口部分まで来ました。

ここは、段差にするか、スロープにするか、、、

 

迷った結果、足を引っかけるリスクを軽減したいのと、車を入れることを考慮してスロープを選択することに。

 

コンクリートでスロープ状に土台を作り、タイルを貼り付け。

貼り付けモルタルが硬化するまでは、自重でタイルがズレるのを防止するためブロックで止めました。

 

てことで完成!

 

 

最後に目地入れをする。

目地材はイナメジを使用。

イナメジの場合、白から黒まで5段階ほどの色味がある。

目地を目立たせたいか否かなど、好みの問題だが、私は無難なやや白いネズミ色にしました。

 

目地入れは、タイルを貼り終わり、モルタルが完全に硬化した3日目以降に行うのが理想である。

と、何かで読んだ。

目地入れ方法はタイルデッキの時と同じ。

 

少し乾いたら、しぼったスポンジで余分な目地材を取り除く。

 

と、まぁ多大な時間をかけて、とうとう完成。

 

妄想段階では、タイル下に銅管を敷設して、薪ストーブで熱したお湯流すことで床暖房に…とか考えてもいたのだが、過酷なハツリ作業の結果、そんな妄想は吹き飛びました(^-^;