虚空蔵菩薩とは無限の智恵と慈悲を持った菩薩である。
修法は100日間で真言を百万回唱えるものなのだとか。
考えただけでも疲れる修行だ。そんな虚空蔵菩薩のひとつが奉られているお寺へ行ってきた。
福島県柳津町にある福満虚空藏尊圓藏寺(ふくまんこくうぞうそんえんぞうじ)である。
ここにある虚空蔵菩薩は日本三大虚空蔵菩薩のひとつであるとのこと。
ちなみに、日本三大のあと2つは
三重県伊勢市 浅熊山(あさまやま)の徳一満虚空蔵菩薩と、新潟県村上市にある大満虚空蔵菩薩である。
ここは何かと注文の多いお寺だ。
まず境内へ入る門に
「境内へのカメラ以外の器財(三脚・カメラケース)の持込禁止」
との貼紙がある。
三脚は「他の人の邪魔になるからかな?」と推測がつくが、
カメラケースは何故ダメなのか。
「機材」ではなく、あえて「器財」と記載しているのは何か意図があってなのか。
よくわからんが、三脚やカメラケースを使う習慣はないので、まあいい。
もうひとつの入り口の門は、デカイ一枚岩の上に作られている。
こちらにも張り紙がある。
「境内内へのペット持ち込み厳禁」
こちらは手水舎 ( てみずや ) である。
最近知ったが、参道左側にあるのが標準的な配置らしい。
「水をかけないでください」とある。
水をかけたら、木が傷むからだろう。
何でもかんでも「清めだ」と称して水をかけたがる人がいるので困ったものだ。
こちらが本堂。
なかなか素晴らしい彫刻が施してある。
なかにはパイナップルに見える彫刻もあった。
花かな。
灯篭もかなり凝っている。
ゴテゴテしているとも言える。
なかなか他では見ることのない珍しいデザインだ。
本堂の中もすごかった気がするが、忘れた。
撮影禁止なのだ。
この本堂にも注意書きがある。
マナーの悪い参拝客に悩まされている模様。
書いた人の苛立ちが伝わってくる文面である。
宝物殿があった。
ここは有料(何円だったかは忘れた)。
撮影禁止のため、写真ない。
何があったのかの記憶もない。
オッサンやカップルが入り口まで来たが、有料とわかると立ち去っていた。
そのときは、
「大して高くないのだから入ったらいいのに」
と思ったが、現在何も記憶に残っていない自分を振り返ると、入らなかった方が正解だったのかもしれない。
人形塚があった。
こけしを意識したデザインだろうか。
人形を処分したくても、後ろめたさを感じ、捨てられない人は多いようだ。
googleで「人形 」と入力すると「人形 捨て方」が候補に挙がるくらいなので、人形供養は需要が多いと推測される。
ところで、お寺の看板へモノ申すのは、大変おこがましいとは思うのだが、この看板の文は、もう少し推敲が必要ではなかろうか。
最初の文から、いきなり変だ。
近くには粟饅頭や栗饅頭のお店が何軒かある。
「日本一」とあるが、何が日本一なのだろうか。
聞いてみると、「栗の大きさです」とのこと。
しかし、あわまんじゅうに栗は入っていない。。。
半分冷やかしで購入
かじった断面を撮影してみた(^_^;)
確かに栗饅頭の栗は大きい。
そして、期待してなかったせいか、すごく美味しい!
職場のお土産に購入しちゃいました。
「自称日本一の栗饅頭です」と言って配ったら、受けは良かったわ。