栗駒山と言えば、宮城県では紅葉でまぁまぁ有名らしい。
そんなことは全く知らなかったのだが、胆沢ダムの帰りに偶然近くを通ったので立ち寄ってみた。
栗駒山自体は標高1627mと立派な山だ。
にもかかわらず、標高1100mまでは車で行ける手軽な山でもある。
そんな手軽さのためか、駐車場手前から大渋滞が発生していた。
こんな高地で渋滞するなんて、なんか変な感じ。
正直こんなに渋滞してるなら、寄るんじゃなかったと後悔した。
栗駒山荘には温泉がある。
ということを、行って初めて知る。
どうやらこれを目当てに来ている人も多いようだ。
「車に財布を忘れてなかったら、入ったんだけどなぁ」
と思いつつパス。
登山口には足湯がある。
勝手な偏見かもしれないが、足湯って汚そうなところが多い。
しかし、ここの足湯は天然の足湯だからか、とても気持ちよさそうである。
タオルを持っていなかったので、しぶしぶパス。
手だけ入れてみたら、なかなかいいお湯でした。
このお湯は山の方から流れてきている。
山肌の様々な箇所から湯気が上がっており、なかなか幻想的な景色だ。
黒いパイプがたくさん引かれていた。
パイプの先端はこんな感じ。
どうやら栗駒山荘の須川温泉へお湯を引くためのパイプのようだ。
最初、栗駒山に登るつもりは全くなかった。
この日の朝、あの忌まわしき「足踏み水車事件」があって、足が痛かったのである。
でも、「せっかく来たのだから」という貧乏根性で60分ほど歩いて「昭和湖」までは登った。
昭和湖は栗駒山で小規模な水蒸気噴火が起こったときにできた産物とのこと(1944年11月)。
火山湖特有の濃い色合いをしている。
昭和湖畔に穴が掘ってあった。
何やろ?
途中、山道脇の穴から水蒸気が勢いよく噴出していたり、
入ると危険な、硫黄の臭いがぷんぷんする地獄谷の横を通ったり、
紅葉の綺麗な山頂を見ながら遊歩道を歩いたり(このときは少し早かったけど)、
グッチョッグチョな山道を通ったり、
いろいろ楽しかった。
が、何より足が痛かった。
ここから山頂は、もう少しと言えば少しなのだが、迷った末に断念。
足が痛かったのだ(しつこい)
帰りは違うルートで帰ってみました。
賽の堰では全然人がいなくて、贅沢な気分を味わえました。
そういや、下山後、こんな看板を発見したのだが、栗駒山って登ってよかったのだろうか。
P.S.
後から調べたら、栗駒山荘の須川温泉、すごく眺めがいいとのこと。
入ればよかったと、だいぶ後悔した。
ということで、なにかと後悔の多い栗駒山ハイキングでした。
また、来年にも来たいな~。