橋梁崩落にみる自然の猛威

雑記

岩手・宮城内陸地震の爪跡を見る機会があった。

岩手県一関市にある国道342号沿いの旧祭畤大橋(まつるべおおはし)である。

 

一見、何の変哲も無い休憩所だが・・・

 

柵越しに、谷の方を見る人多数。

何があるのかな~と思ったら・・・
橋が見事に崩落した状態で保管されていた。

 

この橋は耐震設計だったそうだ。
それがこの様に崩落をするのは、あり得ない。

そこで、手抜き工事や設計ミスも疑われたのだけど、その後の調査で橋脚の地盤そのものが約10mにわたり地すべり移動を起こしたことが判ったとのこと。

 

かくして、この崩落した橋は「岩手・宮城内陸地震」による被害の痕跡として保存されることになったそうだ。

 

自然の脅威を思い知る、ひとつのいい機会となりました。