達谷窟

雑記

平泉には、達谷窟(たっこくのいわや)なるところがある。

その昔、悪路王赤頭高丸という悪人がここに塞を構え良民を苦しめていた。
しかし、彼らは蝦夷征伐にやってきた坂上田村麻呂に首をはねられてしまう。

見事、悪者退治に成功した坂上田村麻呂は思った。

「これは毘沙門天様のおかげだ!!」

てことで、できたのがこの達谷窟毘沙門堂というお話。

 

一見すると神社のようだが、お寺である。
神仏習合ってやつか。

入口で入場料を払って中に入る(300円)

 

写真奥の赤い鳥居をくぐるとすぐに達谷窟毘沙門堂である。
もっと山を登っていかないといけないのかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。

 

岩にめり込んでいるような、なかなか迫力のある建造物だ。
火災や、焼き討ち等の災難続きで、現在の建物は5代目とのこと。

 

内部は撮影禁止。
建物の中のような、洞窟の中のような、ちょっと不思議な感覚のする場所でした。

ご本尊は秘仏であり、次回の開帳は令和24年だという。
見れないと言われると見たくなるな~

 

達谷窟の隣には「岩面(がんめん)大仏」がある。
胸から下は明治の頃、地震で崩落してしまったそうだ。
顔しかないから、顔面と掛けているのかと思ったわ。

 

庭にある池の横には弁天様が祀られている。

この弁天様、説明には「生けるが如し」と言われるほど美しい、とある。

見る人が見ると、そういう評価になるのだろう。

ちなみに、カップルでお参りすると別れるそうです。

 

以上、達谷窟は中尊寺とかに比べると、だいぶマイナーだけど、見応えありました。