あのう温泉

雑記

三重県にある、あのう温泉へ行った。

特に温泉好きというわけではないが、身を清めたかったのだ(^_^;)

あのう温泉は津市安濃にある温泉である。

建物をパッと見ると、ただの公民館にしかみえず、あのう温泉の文字がぜんぜん目立たない。

改善の余地があるなこりゃ。

 

温泉を掘り当てたのは2006年と比較的新しい。

入浴料金は破格の300円!

回数券の場合は実質270円である。

さすが公営の温泉!

注 : 久々にネットで値段確認をしたところ、2022年になっても300えんのまま。って、超赤字らしいけど大丈夫か!?(最下段、追記参照)

建物内には郷土資料展示室もある。

 

受付に言えば電気をつけてくれるそうだ。
しかし面倒なので、薄暗いまま見て周る。

 

安濃町で発掘された土器から昭和の家電までいろいろなものが展示されていて、まぁまぁ楽しい。

 

また、地質や温泉にまつわる展示も充実?している。

 

「あのう博士」とか「アンちゃん」などというキャラが出来上がっている。

何をモチーフにしているのかは謎。

あのう博士は博士たる威厳をまったく感じさせない風貌である。

そしてどこか不気味だ。

 

温泉自体はそれほど大きくなく、そこらの寮にある お風呂ぐらいの大きさ。
※写真は津市HPより

 

 

源泉かけ流しがあるのがユニークだが、泉質はありふれたナトリウム一塩化物である。

お風呂は「経が峰」と「長谷山」があり、男湯と女湯が1週間ごとに入れ替わるそうだ。

津市にある山の名前をつけるあたりはセンスがいい。

あのう博士はどうかと思ったが。

「御話し」という仰々しい張り紙があった。

お風呂の中に砂が出ていますが、肌を磨きますので安心してお入りください
って、砂で肌磨かれるのを想像すると、逆に不安になるんですが。

 

タオルなどの貸し出しがないので注意が必要だけど、休憩所でゆったりできるので、結構気に入りました(*^_^*)

なお、ここはイレズミNGではないみたい。

久しぶりに、背中に広がる立派な「般若」や「弁天様」を拝ましていただきました。

 

追記 : 訪問から10年経ちました。

ある記事によると、地域住民らからは存続を求める声が強く、「洗い場を広くしてほしい」「営業時間を延ばしてほしい」などの要望も寄せられているとのことで、現在の利用料(一般300円など)を維持した上で、物販や飲食施設としての機能を充実させることで収益を改善、さらに利用者を増やせると市は見込んでいるとのこと。

年間の赤字額が1,000万超えというのに、利用料を10年以上も改定せずに存続させるっていうのは、よっぽど自信があるのか、何か特殊な事情があるのか。。。

あのう温泉は、津市のディープスポットとして、まだまだ存続し続ける見込みです。