フェンスの施工は意外とカンタン!

外構DIY

到底無理と思っても、実際やってみると意外とカンタンだったりすることがある。

「自分にはできない」と、知らず知らずのうちに自ら壁を作ってしまう事って、結構あるのではないか。

これが養老孟司の言う「バカの壁」なのだろう(本読んでないけど)。

 

そんなバカの壁に挑んだエクステリア第1作がフェンスの設置だった。

 

当然、ズブの素人なので、不安だらけ。

まずは施工法について、本やネットで予習を行う。

 

その結果、どうやら「支柱を立ててからフェンスを設置」という工法がオーソドックスらしいことが判明した。

そしてキモは、支柱をズレなく一直線に設置すること、らしい。

作業内容を見ていると、これなら自分にもできそうに思えた。

そこで、家の引き渡し前から早々に部材をネット注文。

 

注文したのはでYKK ap ルシアスF02型

手ごろな値段とは言えないので、相当の覚悟をもって購入(^_^;)

支柱も必要本数を入手した。

 

エクステリア用品は専門店がネットショップを独自に展開していたりするけど、ネット詐欺とか引っかかったら嫌なので楽天市場を利用した。

ホームセンターで発注する手もあるが、ネットの方が安いし早い。

 

注文後、数日で西濃運輸とかペガサス便とか、一般消費者向けというより業者向けの運送会社が配達してくれた。

なお、留守の場合は、勝手に敷地内に放置↓

まぁ、フェンスなんぞ盗んでいく人はいないだろうし、再配達連絡の手間も省けてお互いハッピー・・・

とも思う反面、一抹の不安を感じないでもない(^_^;)

 

では、いよいよフェンスの施工に取り掛かる。

まずは支柱をたてるためのモルタルを作成

 

フェンスの基礎となるブロック部分には、等間隔で穴が確保されている。

ここにモルタル詰め、支柱を差し込んで垂直になるよう固定する。

 

最初に両端の支柱2本を設置。

設置の際に注意すべきは以下の3点

・支柱の高さ
・支柱の位置
・垂直

 

このうち「支柱の高さ」については、高さ調整用の穴に棒を差し込んで、ブロック穴のふちに引っ掛けることでカンタンに調整可能。

↑写真はルシアスJ01型の支柱でフェンス固定用の穴と水抜き用の穴(細長い穴)があいている

 

突っ込む棒は、多少のことで曲がらず、穴に入るものなら何でもよい。専用の棒も売っているが、プロを目指すわけではないので買うのはもったいない。

代わりに農業用マルチを押さえるモノを代用してみたところ、なかなか使いやすかったです。

支柱の準備ができたら、穴にモルタルを7~8分目まで入れる。

で、支柱を突っ込む。

この時、モルタルが固すぎると支柱が刺さらない悲劇が起こる。かと言って、水が多くて柔らかすぎるモルタルだと、強度が劣る(らしい)。

理想のモルタルの固さは「雑炊ぐらい」なのだとか

まぁ、シャビシャビの柔らかさにしても、引き抜き強度が低下するだけで、横方向への力に対する強度が大きく低下することはないと思われる。

 

支柱を刺したら、水平器を使って支柱を垂直に補正、添え木などでモルタルが固まるまで保持する。

 

もし、モルタルが多くて穴からあふれたり、少なすぎる場合は、固まる前に調整する。地味で面倒な作業だが、固まってしまうとカンタンに修正することができなくなるので、もっと面倒なことになります(;^ω^)

 

モルタルが固まるまで1日くらい放置。

 

世の中には、モルタルが固まるのを劇的に短くするモルタル硬化促進剤ってのもあるけど、DIY初心者にとっては、すぐに固まらない方がゆっくり正確に作業できると考えて使わなかった。

 

両端の2本のモルタルが固まったら、次は間の支柱を立てていく。

ここでは、一直線に支柱を立てることが重要。

そのためにまず、両端に立てた2本の支柱間に水糸を引く。

 

この水糸を目印に支柱を立てていくことで、一直線に支柱を立てることができるのだ。

これをせずに支柱を立てていくと・・・高確率で失敗します。

 

水糸自体は安いので気兼ねなく使うことができます。

 

すべての支柱を立て終わったら、横から見て、支柱がズレてないか確認する。

ここで一直線に重なって見えないレベルでズレていると、フェンス施工に支障が出るので早急に修正する必要がある。

また、各支柱を正面から見て左右に斜めってないか、も重要。

水平器で垂直を出す方が確実ではあるが、水糸を目安にすることで、自ずと各々の支柱が垂直となるはず。

 

モルタルは1日でカチカチになる。

でも、完全に固まるには3日ほどかかるらしい。

支柱だけの状態を見てると、早くフェンスを取り付けたい衝動に駆られるが、はやる気持ちを押さえて週末まで待ってからフェンス本体の取り付けに着手した。

 

フェンスの設置はセオリー通り、端から行う。

 

支柱まで立ててしまえば、あとは「ただ組み立てるだけ」なので難しくない。

 

ただし、支柱がズレていると、うまく連結できないなどの弊害が生じる。

多少のズレなら、ゴムハンマーで叩いて無理やり連結させることができるが、ズレが大きいと波打ったようなガタガタの出来となり、見栄えがすこぶる悪くなる(と予想される)。

さらにもっとズレが大きいと最悪の場合は、連結できなくなる。

まぁ、ちゃんと水糸を張れば、そこまでズレることは無いだろう。

 

完成!

構想段階ではわからないことも多く、

もう外構屋さんに頼もうか…

と何度か思ったが、無事やり遂げられました。

 

【結論】

やっぱりフェンス施工のキモは支柱の設置」