日本一の巨木

雑記

日本一の巨木といえば屋久島の縄文杉だ!

と思っていたけど、新潟県阿賀町で挑戦的な看板を見つけた。

曰く「日本一の巨木」

天下の縄文杉を差し置いて、日本一を名乗るとはいい度胸だ。
などと思っていたら、「天然記念物 将軍杉」とある。
これは只者ではないかも・・・(肩書きに弱いヤツ)

 

まずは重要文化財薬師堂からみる。

 

看板の説明によると、
「するどく強い、優れた建築技法がみてとれる」
とある。

確かにそう言われるとそうかもしれない。
が、正直、頭の中は将軍杉でいっぱいなので、薬師堂については特に何の感想もなし。
サラッと見て終了した。

ただ、ひとつ気になったことがある。
境内の絵馬を奉納するところが、すごく寂しい。

 

こんなに奉納数が少ないなんて・・・(;_;)
こういうのを見てしまうと、応援したくなるから不思議なもんだ。

いっぽう、将軍杉はというと、これでもかというほどの案内がある。
エセ日本一のくせに威勢がいい(と思い込んでいる)。

 

こちらが入り口。
脇にはヒョロコイ杉が立っている。
ますますエセ日本一の疑念が強くなる。

 

しかし実物を見てビックリした。

これはなかなかすごい。
圧倒的な存在感である。

 

根元の太さは確かに太く、縄文杉に勝るとも劣らない感じすらする。

日本名木100選にも認定されているようだ。

 

脇に説明看板がある。

いきなり「我が国における日本一のスギである」とある。

 

しかしよく見ると、明らかに「日本一」の部分を差し替えた跡がある。
これの意味するところは・・・

 

帰りに駐車場付近にある説明板をみると、平成13年に将軍杉は縄文杉を抜いて日本一となったとあった。
エセとか言ってゴメンナサイ。

縄文杉の樹齢は諸説あるものの、少なくとも2700年以上ではないかと考えられている。
いっぽう、将軍杉は樹齢1400年(推定)とのことだ。
2倍ほど樹齢が違うのに、縄文杉を追い越すとは!

 

将軍杉は決して名前負けしていない、すごい杉でした。