「今日チャリ?」
の意味がわからなかった。説明は不要だろうが、「チャリ」は「チャリンコ」の略称だ。
そして「チャリンコ」とは自転車のことである。変異形として「チャリキ」というのもある。大学のとき、友達の言う「ケッタで帰るわ!」の意味もわからなかった。
「ケッタ」とは「ケッタマシーン」の略称だと推測される。
「ケッタマシーン」も自転車のことである。
ということで、略語とは意味が理解できない人間を置いてけぼりにする言葉である。
いつも置いてけぼりにされた身としては、あまり略語は好きではない。
でも、最近チョット好きな略語がある。
「にそと」と言う言葉だ。
「にそと」と聞いて、ピンと来る人は一部地域を除いてあまりいないだろう。
「にそと」は京都第二外環状道路(きょうとだいにそとかんじょうどうろ)の愛称である。
凡人だとありきたりな「京二環」とかいう略称にしそうなところだが、
「にそと」としたところに、センスの良さを感じる。
そして、言葉の響きも良いように思う。
「にそと」は現在工事中で、今年度末の完成を予定している。
それが、「にそと工事館」である。
所在地は京都府長岡京市。
この施設、「にそと」完成後は閉鎖するとのことなので、今のうちに行ってきた。
当初は10分もあれば見終わる、ショボイ施設だろうと思ったが・・・
完成予定の道路をCG化したシュミレーターとか
工事の際の騒音レベルを体験できる機器等があって、結構面白い。
騒音の比較で「阪神タイガースファンの歓声」というのがあったのがツボでした。
パートさん(推測)が2名おり、最初に簡単な説明をしてくれる。
さらに、ブラブラ見学中も近くにいてくれるので、いろいろと質問できる。
ただ、知識的には微妙なところもあって、突っ込んだ質問には答えられないようだった。
まぁ、パートさんにそこまで求めるのは酷なのかもしれない(パートさんと決め付けてる)。
この施設で一番勉強になったのは、プレゼンテーションの方法である。
5分~10分程度の、パワーポイントらしきものを使って作ったVTRがあって、この道路がつながると、
「大阪・滋賀・奈良・三重辺りから京都北部へのアクセスが格段に良くなる」
「地域の渋滞も緩和される」
等々、すごく納得のいく理論展開がなされる。さすがだ。
いろいろと、40分くらいは楽しめました。
ただ、人によっては数分で飽きるかも。
実際、他に訪問してきた2組は10分もしないうちに帰りました。
訪問者数自体も少ないです。
日曜日に訪問したんだけど、午後3時くらいでこの日の訪問者累計は7組程度。
「小学生の社会見学があると多いですよ。一般の方も、今日みたいに広告を打った日は多いですね」
とパートさんはおっしゃっていました・・・
これでも今日は訪問者多いんですね!